2024年8月8日木曜日

昆虫採集

   熱中症アラートとやらで子どもたちが外で遊ばないという理由だけではなく、
虫捕りとか昆虫採集という日本語は完全に死語辞典に入ったようだ。

 私がスマホでセミの撮影がてら散歩していても、誰一人として虫捕る子どもに出くわさなかった。ああ。
 ドイツでは環境保護のため昆虫採集が禁止されていると聞くが、子どもの昆虫採集では自然は損なわれない。昆虫の減少や絶滅は環境破壊による。

 反対に、昆虫採集もしない子どもには、クマゼミとアブラゼミの出てくる季節の微妙な違いや鳴く時間の違いは判らないのではないだろうか。昆虫採集するほど環境を大事に思うと私は考える。
 虫も捕らない子どもが環境を衰退させるのだ。

   孫の夏ちゃんは祖父ちゃんとよく虫捕りをしたものだが、どういう訳か孫の凜ちゃんは興味を示さず祖父ちゃんは少し寂しい思いをしている。せめて空蝉ぐらいと思って渡してあげると投げ捨てて踏みつぶした。おお。

 さてアブラゼミの名前の由来については、翅が油を塗ったように光っているからという説があるが、実際には光沢のない翅もあるからその説には私はあまり賛同できない。
 それよりもジリジリジリと油で揚げているような声だからという説はピッタリくる。
 ただ、いつ頃からそう呼ばれたのかが問題で、そんな昔に「油で揚げる調理」が共通認識になるほど普及していたのだろうか。
 三球・照代ではないけれど、考えると眠れない。

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