それが、大正15年帝展で初の女性で特選をとったという生田花朝による『住吉踊り』という画である(もちろん特選の作品ではない)。
昨日書いたとおり、題材は私にとって身近な住吉大社の神事(風俗・お祭り)である。
花朝は大阪の人で天神祭りなど大阪の行事も多く描いている。
それ以上の意味はないが、何となく生き生きとしたテーマでもあるし、退院祝いにふさわしくないかと考えた次第。
歳をとって気難しい老人にはなりたくない。請われれば「かっぽれ」の一つでも踊って見せるぐらいの気力が・・・と、この画を見ながら力を貯めている。
前向きに生きている人は年寄りではないよ
返信削除吾見ても 久しくなりぬ 住吉の
返信削除岸の姫松 幾世 へめらむ
花朝女
伊勢物語117段住吉行幸の帝の歌。 吾見天も 久しくなりぬ 春えよし乃 幾しの 姫まつ 幾世経ぬら無
返信削除私が前回に見てからもずいぶん久しい時が経ったものだが、この住吉の岸辺に生えた姫松はいったいどれくらい長い世を生き抜いてきたのだろうか。(このあと神が返歌)