で、「そろそろわが家も作業をしたら」と妻に尻を叩かれた。
テレビでは、独特の皮むき器(ヘタ取り器と言っていた)がとり上げられていたが、なかなか個性的なカーブのピーラーだった。
もちろんわが家にそんなものはない。
そこで、セラミック包丁で挑んでみたが上手くいかず、けっきょく鉄の包丁で皮むきをしたところ、真っ黒になってしまった。
柿渋(カキタンニン)と鉄が反応(鉄媒染)したのだが、こんなに見事に反応するとは知らなかった。
今までは妻が剥いていてくれていたし、今回は妻の外出中に作ったものでこうなった。
少し熟しかけのものもあったから、上手くできるかどうかは分からないが、少なくとも晩秋から初冬の景色にはなった。
吊るし柿は小春日和では上手くいかない。
寒太郎歌う空に吊るし柿
つむじ風落葉はみんなわが門(かど)へ
「寒太郎」は「〽北風小僧の寒太郎」。
季語は「吊るし柿」と「落葉」。
「つむじ風」が夏の季語なんて無視してはいけないか?
今年はマンションの改装工事があっていつもの黒柿(自分で勝手に商品化している)がつくれませんでした。私は皮むきは台所の普通のピラーを使っています。表面が乾き張ったらこまめに手で揉んでやります。
返信削除ひげ親父さん、ご助言ありがとうございます。できたらおすそ分けといきたいところですが、ほとんどは義母に食べてもらおうと思っています。
返信削除小さい頃に実家で作っていたそうで、子どもたち兄弟は木に登ったりしてそれを盗んで食べたそうです。そういう話をするときの義母の顔は楽しそうです。