2016年11月20日日曜日

木守柿

   「木守(きまもり)」を広辞苑で引くと、「来年もよく実るようにいうまじないで木に取り残しておく果実」とある。
 今回、そのことを知って大いに驚いた。そうとは知らなかった

 大和の先輩には、「柿の実は三つぐらいは残さなあかん。ひとつ二つは旅人のために、ひとつはカラスのために」と教えられた。
 十何年も前のことだが「大和では真顔でそう言い伝えられているのだ」と驚いたことを今も鮮明に覚えていて、その後はそれを守っている。それが私の木守柿の理解だった。
 で、やっぱり、「来年の豊作のまじない」説よりも大和の言い伝えの方が私は好きだ。

 そこで、カラスのために残したわが家の木守柿(こもりがき)だが、わが家ではヒヨドリが横取りしている。
 写真のは、ヒヨドリに突かれて中を大きく食われたので少し艶が落ちている。
 まあそれも風情だと思って大事に残している。
 柿も零余子(むかご)もあらかた収穫した。
 プチトマトと万願寺唐辛子は「どこが夏野菜か」というほどまだまだ成っているが、季節は確実に冬に移っている。
 冬と言えば、餅つき大会の打ち合わせ自体が季節の行事だろう。

     餅つきの打ち合わせ空に木守柿(こもりがき)

ひげ親父さんの絵
   ブログ友達のひげ親父さんが贈った柿を絵にしてくれたので掲載する。ありがとう。

2 件のコメント:

  1. 「シカのバトル」の写真見ました。

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  2.  先日から干し柿用の渋柿を置いたままだ。妻から早く皮をむいて干すようにせっつかれている。

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