だいぶ以前の流行語大賞ノミネートの中に「キモ可愛い」というのがあったが、そういう言葉はアゲハの幼虫のために使ってほしい。
写真はナミアゲハの五齢幼虫だと思う。
まあ、わが家のペットみたいなものである。
アゲハの幼虫を捕まえて「山椒の匂いがする」という人がいるが、それは八割方正解で、幼虫は山椒の葉(木の芽)が大好物で四六時中山椒を食べているのだから当たり前である。
ちなみにミカンの木が好きな幼虫はミカンの匂いがする。
なので青虫の匂いでその蝶の食草食樹がだいたい判る。
すぐにWikipediaを開くのは待った方が楽しい。
五齢は終齢でこの後はサナギになり羽化をして蝶になる。
本格的寒波の前に巣立ってほしいと見守ってきたが、先日から行方不明になった。
山椒の木は九割方裸になっているから見落としたのではないし、どこにもサナギはない。
で、一番の可能性というか、ほぼ間違いなくモズかヒヨドリに喰われたものと思われる。
自然界はある意味残酷で、緑滴る季節には完璧な保護色も、晩秋の裸木では一も二もなく見つかってしまったのだろう。
もちろん、野鳥はこの家の主のペットだったとは知る由もない。
保護色のつもり青虫裸木に
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