テレビでは「予想外だった」「先が見えない」と記者やコメンテーターや「専門家」が顔面蒼白だ。
予想できなかった日本のマスコミジャーナリズムの正体見たりと言ったところだ。
後出しじゃんけんではないが私はそれほど驚いていない。
7月25日には「トランプとクリントンひとつの視点」という記事を書いていたから・・・
http://yamashirokihachi.blogspot.jp/2016/07/blog-post_25.html
トランプを支持はしていなかったが当選の可能性を感じていた。
その底流には1%の支配に対する異議申し立てがあることを堤未果氏に教えていただいていた。
日本政府の宗主国アメリカの現実は日本のマスコミを見ていては解らない。
堤未果氏の一連のレポート(著作)は現代人必見の本だろう。
この頃流行らない言葉の一つに日和見主義という言葉がある。
フランスやオーストリアでの極右の台頭やトランプ旋風の危険を指摘すると、「そんな主張が大きくなるはずがない」「そんな心配は社会の進歩を信じられない日和見主義だ」と議論を封じてしまうことがなかったか。
国内では富山市議補選で維新の候補も当選した。
「維新は関西以外では通じない」ということでもなくなった。
社会はジグザグに「進歩」する。
「現代の反知性主義」を大いに議論する必要があるように思う。
マイケル・ムーアのこの見解は非常にリアルだと思う。
返信削除http://www.huffingtonpost.jp/michael-moore/5-reasons-why-trump-will-win_b_11254142.html
日本では言えば維新に通じる話だ。
バーニー・サンダースが声明を出しました。野崎敏郎氏のネットで見つけました。
返信削除【トランプの勝利を受けてサンダースが発した声明(2016年11月9日付)】
没落しつつある中間層は、支配層の経済、支配層の政治、支配層のメディアにひどくうんざりしている。ドナルド・トランプは、この中間層の怒りをうまく利用した。労働時間は長くなり、賃金は引きさげられており、実入りのいい勤め口が中国その他の低賃金国へと移転されていくのを指をくわえて見送り、億万長者たちは連邦所得税をまったく納めず、自分の子供たちに大学教育を受けさせる余裕がないということに、人々はうんざりしている。―最富裕層がますます富を増大させている一方で、こうしたことが生じているのである。
トランプ氏が、この国の勤労家庭の生活を向上させる政策を真摯に追求する程度におうじて、私やほかの進歩派は、彼と共闘する意思がある。〔一方で、〕彼が、人種差別的、性差別的、外国人排斥的、環境破壊的政策を追求する程度におうじて、われわれは全力を挙げて彼と戦うつもりだ。
(2016年11月10日、野﨑敏郎訳)