2014年9月3日水曜日

縞瓜の糠漬けを自画自賛

  8月の大阪は21年ぶりに35度以上の猛暑日がゼロということで高齢者には幸いだったのだが、日照不足と大雨の影響で野菜の値段が高騰した。
 胡瓜は一時は1本90数円の値札がついていた。
 そこで、マリーアントワネットの気持ちになって「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」と、瓜を糠漬けにすることにした・・・が、近くの超有名大型スーパーにはナント瓜類が全く置かれていない。
 ああ、こういう風に食材をコントロールされたきれいな街?ってほんとうに豊かな街なのだろうか??。少し寂しい気持ちになった。
 ありきたりの食材しか置かないスーパーが悪いのか、ありきたりの食材しか買わない消費者が悪いのか。公平に言えばどっちもどっちで悪循環になっているのだろう。
 とはいうものの! ここは名のある巨大スーパーが「日本の食文化と農業を支えるんだ」という気概をもって仕入れてほしいものである。
 我が家は、幸い少し離れたCOOPに瓜が時々出てくるので、そこでその都度手に入れた。
 その縞瓜は、おかず用の瓜で決して甘みはないが、真ん中の本来は捨てる種のところを掬って食べたら、メロンとまでは言わないけれどマッカウリの味が口の中に広がった。 
 糠漬けは胡瓜とまた違った味で胡瓜と遜色なく美味しい。いや古びた糠味噌では胡瓜は深漬けになりすぎるが、瓜はさっぱりとしていてそれ以上だ。・・・などと自画自賛している。
  世間は海外旅行で美味しいものを食べてきたのだろうが、我が家は胡瓜の代わりに縞瓜を手に入れて糠味噌を掻き回しながら喜んでいる。
 こういうのを自虐趣味というのかもしれない。

  2枚目の写真はネット上の『うり坊』の写真。
 そのうちに『縞瓜』なんか見たこともないという人が増えるだろうから、そうなったときには「なぜイノシシの子供が『うり坊』と言われるのか」、この国ではまったく解らなくなるだろう。絶対にそうなるに違いない。

5 件のコメント:

  1. 子供の頃は「まっか」(通常、こう呼んでいました)があまり好きではありませんでした。スイカの甘みが一番でしたね。

    返信削除
  2.  私はこの夏も『まっか』を2~3回は食べました。西瓜もメロンももちろん結構ですが、真夏のマッカもなかなかいいもんです。

    返信削除
  3. まっかとはマクワウリのことでしたっけ。近所に奈良の野菜を売る八百屋があるので、今年はマクワウリをむしゃむしゃといただきました。

    返信削除
  4. 子供の頃山陰では井戸水で冷やしたマクワウリはご馳走でした
    黄色いマクワウリだった様に思いますが いろいろ種類があるのですね
    定年になられたご近所から貸農園で懐かしいので植えたとか
    この夏数回頂きました  美味しかった

    返信削除
  5. mykazekさん、そのとおり真桑瓜のことで私の周辺では「まっか」と言っております。
     わこたん、コメントありがとうございます。真桑瓜の色や形はいろいろですが、おっしゃる通り黄色いのが多いように思います。
     西瓜やメロンに比べると断然糖度が落ちますが、私もその微妙な味とともに懐かしさを食べています。
     補足ですが、西瓜を食べた後は皮の下の白い肉を糠漬けしております。その糠味噌ですが、秋風とともに昨日廃棄いたしました。我が家の夏は終了です。

    返信削除