2014年9月18日木曜日

ダブルブッキング

 Ⅰ この間から俗に言うダブルブッキング、予定を重ねてしまうという失敗を重ねてしまった。
 以前から物忘れは自分で自覚しているから、できるだけ手帳に書き、さらにその上にカレンダーにも書くようにしているのにこのザマだ。
 17日はだいぶ以前から予定していた東大寺二月堂の盆踊りで、行燈のための孫の絵も奉納しておいたし、もちろん孫たちも楽しみにしていたし、1階のカレンダーにもきちんと書いておいた。
 ・・・・で日曜日、妻が「2階のカレンダーに17日3時から大阪で会合と書いてあるで」というので、びっくりした。確かに間違いない。
 急遽クルクルクルとよみがえってきた記憶では、「何時がよろしいか?」という話し合いの中で決まった日程で、「その日で結構です。」と確かに返答した記憶がある。
  そう言えば、1階にいる時には「17日は盆踊り・盆踊り」と何回も確認しておきながら、2階で予定を考える時には「17日は会合・会合」とこれも何回も確認をしていたわけで、妻に指摘されるまでそれに気付かなかったというのが不思議、というよりも、ことほど左様にボケているのを嫌というほど思い知らされた。
 会合の方は実務を伴うもので欠席すればみんなに迷惑がかかるので、結局、孫には「来年行こう」と謝った。
 庭の彼岸花は手帳も持たないのに季節を忘れず開花した。その律義さに脱帽して反省している。


Ⅱ 結果よし!とはこのことだろう。
 会合の方の主要メンバーが所要ありとのことで、予定していた心づもりよりも早く終了した。
 なので、孫の頭の中では一番祭らしい祭・・・らしい『二月堂十七夜盆踊り』に急遽ダブルヘッダーを敢行した。
 孫の夏ちゃんは誰に似たのか尻込みという言葉を知らない。
 櫓の真下で「それらしく」踊り、その無茶苦茶な手振りをみんなに「上手やねえ」とおだてていただいて、その上に綿菓子やかき氷やポップコーンをいっぱい食べて満足したようだ。
  奉納しておいた行燈は二月堂の裏に飾られていて、それを見つけて孫は大喜びをし、自分の作品が展示されるのは嬉しいに違いなく「来年は鹿の絵を描く。」と高らかに宣言していた。
 ダブルブッキングで迷惑を掛けた祖父ちゃんとしては、このようにすべて結果よし!でホッとしている。二月堂の観音さまに感謝!感謝!
 この盆踊り。嘘か本当か、関西で最後の納めの盆踊りだと言われている。

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