(1) 我が家には、いつ、誰が購入してきたのか判らない草木が幾つかある。
写真1の花もその一つで、道を通る人が「可愛いナルコユリですね」と言うものだから私もそうとばかり思っていたが、今回、本と照らし合わせてみるとアマドコロであることが解った。と言っても、近い親戚のようだから目くじらを立てるようなこともない。
美味しい山野草のひとつと言うから、そういう角度から考えると私が買ってきた可能性も否定できないが、どう考えても買った記憶はない。
写真2のキエビネもそうで、全く記憶がない。
もう一つ、ギボシも同じように買った記憶がないが今では我が家で大きな顔をしている。
いずれも山野草というか盆栽系統のものなので、かつて実母が老人会等で貰って来たものかもしれない。
あるいは、転居前の家に住んでいた頃、私の草花好きは近所で有名だったから「こんな珍しい花をもらったから」とお裾分けされることも多かった。きっとそんなところだろう。
それで結局、洋風の草木、和風の草木、実のなる木、野菜畑が混線してまとまりのない最悪のガーデニングとなっている。
この癖は小さい時から一貫しており、「これこれはこういうものだ」と言われる定石のようなものが大嫌いで、結局いつも自我流を選択してきたから、何をやっても失敗ばかりしてきた。
それに対し、妻は「大方針をはっきり建てて要らんもんを捨てたら」というのだが、貧乏性のためにそれもできていない。
一言でいえば時代遅れなのだろうなあとは解っている。
(2) 5月3日、・・2日早いが端午の節句ということで、曾祖母ちゃんから曾孫まで四世代揃って恒例の菖蒲の鉢巻をした。
夏ちゃんは、おどけて顔に巻いたり腰に巻いたりした。
どこに巻こうが菖蒲の香りは同じで確実に邪気を払っている。
読者の皆さん、端午の節句には菖蒲の鉢巻をしませんか。
ニュースを見ると頭の痛いことが目白押しですが、とりあえずは頭痛が治って清々しい気分になること請け合いです。
清少納言も、「節(せち)は五月にしく月はなし。菖蒲・蓬などのかをりあひたる、いみじうをかし。」と述べておられる。
写真の夏ちゃんは鉢巻を外して菖蒲の一部を目のあたりに押さえつけて「おかしな顔」を作って皆を笑わせているところ。
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