2013年10月4日金曜日

星蜂雀(ホシホウジャク)

  同じ漢字の組み合わせでも、雀蜂(スズメバチ)は友達にしたくないけれど、蜂雀(ホウジャク)は「朋有遠方より来る」と歓迎したくなる。
 昔、探偵ナイトスクープで「ハチドリがいた!」と話題になったが、そういう誤解も納得できるハチドリ・チルドレンといった趣がある。

 ハチドリが蜂でないように蜂雀も蜂ではない。ホバリングをしながら花の蜜を吸う雀蛾(スズメガ)の一種である。
 私の好みで言えば大透羽(オオスカシバ)の方が好きであるが、写真の星蜂雀(ホシホウジャク)らしいのも好きである。
 飛び方にスピード感があり、満開の「花虎の尾」(はなとらのお)に来たかと思うと直ぐに他所へ飛び立って行くのでこんな程度でも撮影できただけで喜んでいる。

 一般には、蜂に擬態をして他の昆虫を追っ払っている・・あるいは鳥に食べられないよう防衛していると書かれているがほんとうだろうか。
 人間様にはスズメバチの親類あたりと思われて駆除されていないかと勝手に心配する。
 かく言う私も、孫が来ていたときなら「捕まえてじっくり見せてやろう。」と文句なしに補虫網を持ち出しているだろう。
 だから、その擬態が成功しているかどうかはわからない。
  そもそも、ハナアブなどで「お見事!!」としか言いようのない擬態は認めるが、ほんとうにこれが蜂の擬態なのだろうか。あんた!鳥にでも聞いてきたのだろうか・・と、ちょっと首をかしげている。虫や鳥の本などではこんな思いを抱くことが珍しくない。

 その幼虫は、我が家で言えばクチナシや自然薯で大きくなる。
 10センチ近くにもなる青虫である。その大きさと栄養価から、来るべき食糧危機の救世主と言っている学者もいるが私は試していない。(地球の未来に心配性の方は今のうちに試しておかれるのもよいかもしれない。)
 親が綺麗なのでそのままにしておくが、見事に葉っぱを丸裸にして、代わりに大きな糞をまき散らす。それでも放っておいている。
 それは、いつか帰って来てこんな写真を撮らせてくれるに違いないと思うからであるが・・、
 街行く人は「此処はなんとズボラな家だろう。」と顔に書いて通り過ぎていく。
 秋を告げる金木犀の香りを楽しもうともしないまま。

5 件のコメント:

  1.  長谷やん、つい先ごろ頭を数カ所スズメバチに刺され、医者に駆け込む事態に陥った身としては、表題の蜂雀は雀蜂と読み、写真はその証拠と見ました。トラウマになっているのでしょうか。
     長谷やんも以前刺されたことがあるとのこと。にもかかわらずこの余裕。さすがというべきか。

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  2.  家の傍には猫の額ほどの畑があります。10年程前から両親が畑仕事が出来なくなり、いやいや誰も出来ないので、私が細々やっていました。ある時私の後輩から、「バラやん山の枯れ草集めてら立派な肥料になるで。」と教えられ、それから農薬はいっさ使わず、都会でセレブが「体にいいわよ~」の無農薬栽培をしています。家で食べる野菜はほとんど自家製になっています。嫁さん(圭子)も毎日畑の見張りと収穫をしています。ごんじゅう(さなぎの幼虫・モスラの縮小版)はさすがに後すざりしていますが、後の害虫は手袋してですが、見事退治しています。
     今も、琉球の酢の物(これが最高に酒に合う)とキュウリの味噌ズケ(モロキュウ)をやりながら、人生くれないもあれば、希望の時もあると思いつつ美酒に浸っております。明日は孫の運動会があるので、神戸に行きますのでこれで寝ます。朝は4時起きです。

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  3.  表音文字の国々ではスズメバチとホウジャクを混同しようもありませんが、表意文字の私たちは潜在意識の強い方に引かれるのでしょうね。
     ホウジャクや同じ仲間のスカシバは、昆虫の中でもほれぼれする伊達男です。
     スズメバチの記憶を重ねて駆除せず、旧友にあった感じで親しく観察をお願いします。

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  4.  爺バカのバラやん、おやすみなさい。

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  5.  妻もこのブログを読んで「えっ、あれハチとちゃうかったん?」と驚いています。
     それから、我が家にもスズメバチはしょっちゅう飛んでいますが、普通に一匹が飛んでいる分には顔の周りを飛んでいても危険はないように思っています。彼奴等が怒っているときはなんとなく解かります。

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