好きな言葉は『創意工夫』という言葉だが、その結果は?というといつもスベッている。
いや『創意』というほど大層なものでもなく、このブログのコメントでも、よく「おもてなしの心」が大切だとの上方文化論をいただくが、そのような精神(工夫)のことと言ってもいいかもしれない。
先日、元の職場の『退職者を送りOB会へ歓迎する』宴があった。
私は思う。現職の主催者やOB会員にとっては何年も続けている毎年の行事だが、ゲストにとってはほとんど一生に一度のセレモニーの日でもあるはずだ。
そういう『心配り』がホスト側に大切ではないだろうか。
で、大した『創意』でもないのだが、歌の上手い友人にマイクのことはお願いをしておいて、『花は咲く』の歌詞を用意して会場に赴いた。(「前振りを大上段に振りかざしておいて結果はそれかい。」「スミマセンそれだけなんです。」)
『錦上 花を添える』というほど自惚れはしていないが、スピーチの代わりに「みんなで歌いませんか」と呼びかけ壇上にお誘いしたところ、大先輩のSさんをはじめOBの何人かが気持ちよく参加してくれた。
「宴席の歌と言えばお座敷小唄しか知らない」というOBもおられたが、会場全体で見事な大合唱だったと・・・、誰も褒めてくれないから自讃しておく。
ただ現職の若い人たちには「年寄りたちがようやるわ」という風景に映っただけだったかもしれない。
近頃は「スベリ芸」というジャンルさえ確立されたようだから、これに懲りず年寄りは次の行事でも何か『工夫』してスベッていきたい。ご同輩の皆様よろしく。
友人のブログのメーデーの記事にコメントをしたのだが、ホスト側におもてなしの創意工夫が感じられない。
返信削除こんなことを言うと嫌われ者になるだろうが、それを言わないなあなあが閉塞感を温存しているように思う。
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返信削除バラやん、コメントありがとうございます。有川浩の「県庁おもてなし課」は読みましたが、なるほど映画の風景は活字以上に美しそうですね。
返信削除若い頃高知に行った時、食事の会場に皿鉢料理が並べてあり、「あ、部屋を間違えた。こんな豪華な料理が並んでいるはずがない。」と驚きました。故に、私の高知は「皿鉢県」です。