今日、イオンで「がっちょ」を売っていた。
昨年、ブログで、「高度成長以前の堺では夏祭りに“がっちょ釣り”の夜店が出ていた。」と書いたが、「そうやった。そうやった。」という声は寄せられなかった。
同じ話は、現役時代に酒席で何回もしたが「へえ~。知らんなあ。」というものばかりだった。
だから、「がっちょ釣りの夜店」は、限られた地方で限られた時代だけに存在した貴重な歴史の一こまだったのかも知れない。私は一人になっても証言する。
がっちょは、魚釣では外道であったが、日本中が貧しい時代はそんな釣果も母親は喜んでいた。
紀淡海峡の友ヶ島や成ヶ島は、十代後半から度々訪れたキャンプ場で、ここではヤスでがっちょを突いて獲ったものだった。
子供たちには、私が子供時分に獲得した体験と技術を出来るだけ伝承しておきたいと、貝を足の指で獲る方法やトコブシを一瞬で獲る方法は伝授はしたが、魚をヤスで突いて獲るという、少し危険だが動物の狩猟本能を刺激する技術は結局伝授できずにきた。
あとは隔世遺伝させるしかない。
「そんなこと言うたら子供らに嫌われるで。」と、妻はがっちょを煮付けながら呟いている。
関東では「めごち」は天種として有名ですね。関西では「ガッチョ」夏のキスの投げ釣りの外道として嫌われ者でしたがあれは「ネズミゴチ」といって強烈にクサイ臭いを持ったものでガッチョとは別物だったと思います。綺麗に捌いて売っているとは!近所のイオンに早速買いに行きます。
返信削除兵庫の私らの所では「テンコチ」と言っています。キスやカレイは釣れず小さい「テンコチ」ばかりで「連」で釣れて針が外しにくく手は「ヌルヌル」になるし往生しました。
返信削除釣り名人のひげ親父さんはどうだったのでしょうか。
大阪湾沿岸は埋め立てのためがっちょの産卵場所の砂場がなくなったために漁獲量が激減し今や高級漁並のの値段で売られており、庶民の口にはなかなか入らなくなったとニュースは伝えていた。
返信削除近所のスーパーでキスは売っているががっちょを売っているのを見たことはない。
写真で見る限り量も値段もまずまずのようですが産地はどこですか?
因みに小生は煮付けよりも天婦羅がすきです。
「がっちょ」には似ているが二回り大きくて痩せ型のを「おばけ」と言って、これは正真正銘の外道で、誰も持って帰りませんでした。これが「ひげ親父」さんの「ネズミゴチ」??。この辺りの正式名称はネットでも理解できません。ネットではがっちょ=ネズミゴチと書いてあるのも少なくありませんね。
返信削除茅渟の海さん。写真の上でクリックしてください。拡大されます。シールには「大阪府産」とありました。
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