2022年1月17日月曜日

1.17の教訓

   1.17の教訓のひとつは究極のところセフティーネットが大事だということだろうと私は思う。

 サッチャー以降、この世に「社会」などというものはない。そんなものをあてにせず自己責任で生きていけ。というイギリス保守党政治の党首であるジョンソン首相が新型コロナ肺炎から復帰してきた際に『この世に「社会」はあった』と象徴的に語ったことを忘れてはならない。

 阪神淡路大震災でも、政府や県知事は「資本主義の原則は私有財産制だ」などという迷言を吐いて個人の支援・補償を一顧だにしなかったが、「それは棄民政策だ!」という怒りの声を背景に、共産党をはじめとする粘り強い住民運動で生活支援法を実現して、不十分ながらも現在の「復興」を後押しした。

 今現在のコロナの第6波にしても、焦点は医療崩壊をどう食い止めるかにかかっているが、素直に考えて、こういう時のために公立病院が必要なのであろう。それを「無駄を省く」などという誇大広告のキャッチコピーみたいなもので公立病院を廃止し、補助金を打ち切ったり減額し、その金でカジノを誘致しようとするような地方自治を見過ごしておいてよいだろうか。

 27年目の1.17を迎えて、ただ「悲しかった」「辛かった」記憶だけを「忘れない」と言うのでは不十分のような気がする。

 大阪湾の埋め立て地に地下鉄を延伸して大会議場をと言っている。正気か! そういう声にすることが真に「1.17を忘れない」ということではないだろうか。

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