凜ちゃんの初BBQといっても雰囲気に参加しただけだが、楽しそうに笑ってくれた。
BBQの煙の洗礼を受けたから「初BBQ」と記録することにしよう。
夏ちゃんは凜ちゃんに見せてやるんだと言ってアマガエルとカナヘビを虫籠に入れて持ってきてくれた。
そして、どちらも手に取ったり胸に這わせて凜ちゃんに見せてくれた。
夏ちゃんは祖父ちゃんの指導によって普通にマッチが擦れるようになって今回も着火してくれた。
想像だが、マッチを擦れる園児は近頃ではごく少数派ではないだろうか。
祖父ちゃんは大いに褒めて伸ばしている。
着火というと、夏ちゃんのお父さんは「着火用のコンロ」を持ってきて、近頃のBBQ場ではバーナーだとか着火剤だとかこういうコンロが普通だという。私の息子らしくない。
こういうのを文化の断絶というのだろうか。馬鹿馬鹿しいというか、私の責任か。
ではどうするか。勝負は「火吹き竹」である。近所迷惑になっている荒地の竹1本ですぐに作れる。
先端の節に錐かドリルで穴をあけ、その他の節は長い棒で壊せばいいだけである。
そしてこれは火おこしに驚異的な力を発揮する。ほんとうに驚異的である。
ウソのように火種が熾り炭に広がる。
このおもしろさを味わわずに焼肉を食べてもBBQの味の半分も判らない。
こんなつまらぬ着火の技術でも子や孫の世代に伝承するのは難しいことだ。
ましてや我々の世代が若い頃に学んだ市民運動の心意気などはその何百倍もそうだろう。
よく「語り伝えたい」とか「語り継ぐことが大切だ」というような言葉を聞くのだが、そんな言葉で済むのだろうかとため息が出る。
なにもできていない懺悔の気持ちでブログを書いている。
秋寒も青松虫は気に掛けず
火吹き竹の威力を実感して知っている人は手をあげてください!
返信削除小さい頃から都会育ちの人は、同年輩でも「知っている人」は少ないかも知れませんね。