12日の夕方庭の水撒きをしていると、エナガの集団が、チーッチーッチーッチーッ、スイーッスイーッスイーッスイーッという感じでやって来た。
体重約8グラムで日本で2番目に小さな野鳥である。
少しのワインレッドと白と黒で装いも綺麗な小鳥だ。
尾羽が長いので、体全体を柄杓(ひしゃく)と見て柄(え)が長いから柄長(えなが)というのだろう。(と想像している)
そして、水を撒き終わった木の葉で盛んに遊び始めた。
すぐそこにバードバスがあるのだがそちらには行かず、葉っぱの滴を体に塗って羽繕いをしたり、あるいは滴を飲んでいるようだった。
どうも非常に喜んでいるように私には見えた。
そこで、ホースの先をシャワーにしてかけてみたら、驚いて逃げるどころか、さらに多くのエナガが「シャワーを浴びた~い」という感じでやって来た。
文句なく可愛い光景が続いた。
早速幾つかの野鳥の本をめくってみたが、こんな習性のようなものは書いていなかった。
よっぽど冷たい滴が気持ちよかったのだろう。
12日には苧殻(おがら)を買ってきた。
親鸞の教えには迎え火送り火の思想はないが、こういう小さな形式を通して祖霊を思うというのも悪くはないだろうと考えている。
13日に孫の夏ちゃんと迎え火を焚いた。
夏ちゃんが初めてマッチを擦った。
どういうわけか燃え付きにくい苧殻だったのでパッとしない迎え火になったのは残念。
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