何を食べたかは店の名前を見ればお判りいただけよう。
そこのテーブルスパイスは、唐辛子の粉とクミンの種だけだった。
先ずその唐辛子だが、これは見た目ほどというか、ほとんど辛くなかった。
昔何かの本で、「大陸には辛い唐辛子はなかった。」「辛い唐辛子は日本から大陸(特に半島)に伝えられた。」と読んで、キムチを思い浮かべながら「へ~~」と思ったことがあったが、そうだとすると、これが元々の大陸の唐辛子スパイスなのかもしれない。要するに、辛みよりも香りなのだと理解した。
ただ、・・というほど香りもしなかったが…???。
写真はネットからだが、こんな感じで 思いっきり炭焼きされていた。 |
クミンは、息子が「肉料理にクミンを使うと何でも中東料理になる。」と勧めたので我が家でも常備するようになっている。つまり我が家では慣れたスパイスである。ただし、粉。
しかし、スパイスの好みに個人差はつきものだから、私がラムチョップ(というよりもマトンの骨付きバラ肉という方がピッタリのヒネかただった)にクミンの種をたっぷり振りかけたら「ちょっとちょっと」と待ったがかかった。
そう、好みは人それぞれである。
キッシンジャー回顧録を読むと、「ああ、これから魚臭い日本に行かなければならない。」とか「日本の首脳と会談するのは魚臭くて嫌だった。」とあったような気がする。お互い様である。
翌日、いつまでも顔のテカリが取れなかったし、汗からはモンゴル高原の香りがした。
「次もここにしよう」と言う声もなかったので、次回は磯の香たっぷりの店を探そうかと思っている。
妻の話によると、モンゴル人は香辛料をあまり使わないとのこと。中国の内モンゴルでは、いろいろの香辛料を使って料理をするらしい。モンゴルでは、羊の料理は、塩、コショウで味をつけて食べているらしい。クミンは少し、個性がありすぎますね。光くん
返信削除光くん、コメントありがとうございます。
返信削除ご指摘のとおりらしいですね。店のシェフ?も内モンゴルと言っていました。
日曜日に、と言うような話を妻や息子たちに話したところ、「羊の香りがいっぱいの料理を好むか、クミンで相殺された料理を好むかの問題やね」とのことで、我が家はとりあえずクミン派でありました。
それはさておき、あきれ返るくらい素朴な料理に驚きましたが、そこそこお客さんも入っておりました。でも、この店いつまでもつのでしょう。