(動画はYou Tube上にあったもの)
そんなに凝っているというほどのことでもないのだが、野鳥の写真を撮るのが好きである。
だが、深い木々の奥で鳴いている夏鳥の撮影は根気と体力が勝負であるので、此の頃はその根気が続かず、ここしばらく夏鳥の撮影からは遠ざかっている。
しかし、常々モノにしたいと思っているのがホトトギスで、釣り師が釣りの本を読むように、登山家がガイドブックを読んで楽しむように、野鳥の本を読みながら窓の外の、少し遠くの声を楽しんでいる。
ホトトギスの撮影が何故困難かというと、木から木へとよく飛び回り、それも結構速くて、ヘボ写真家ではなかなか付いていけないからである。
それも、全く姿を現さないのかというとそうでなく、アッと思ったときには頭の上を鳴きながら飛んだりするからいまいましい。
『ほととぎす鳴きつる方をながむればただ有明の月ぞ残れる』は素人が単純に詠んで「うんうん」「そのとおり」と肯ける。そんな感じである。
声のきれいな鳥はいっぱいいる。姿の美しい鳥もいっぱいいる。しかし、やっぱりホトトギスは気になる鳥である。
それはその声が、どこか悲痛で何かを訴えかけているように感じられるからだろう。
私には、この国の原発のあり方と、急速な右傾化に激しく抗議しているようにも聞こえる。
可愛いのか可愛くないのか微妙な声であり微妙な鳥である。
今夜のホトトギスは大阪市議会の方に向いて鳴いているようだ。
返信削除維新松井幹事長「公明党は大人の対応だ」。ああ判りやすい。