(1) 今回このブログを書いてみようとして調べてみたら、なんと北原白秋作詞、山田耕作作曲という由緒?正しい歌であった。
酸模の咲く頃、・・・こんな題だっただろうか? 私は小学六年生という題だとばかり思っていた。
土手のすかんぽ ジャワ更紗
昼は蛍がねんねする
僕ら小学一年生 今朝も通って またもどる
すかんぽ すかんぽ 川のふち
夏が来た来た ドレミファソ
原詩は「小学尋常科」で、私の記憶は「小学六年生」だった。
戦後の学校唱歌としては何か異質な、古臭くて偉そうな、そんなアンマッチが心地よい歌だった。
スカンポはスイバの別名でもありイタドリの別名でもあるが、私のここでいうスカンポはイタドリの方である。
茎のところをポンと折って皮をむいてしがむのだが、ただ酸っぱいだけで美味くもない。
よく本の中には「子供が喉が乾いたらしがむ」とあるが、私の周りでは、遊び以外では不味くてそんなことはしなかった。
今回、妻がスカンポを折って帰ってきた。
そして本を参考に、皮をむいてサッと湯がいて鰹節と出汁醤油をかけて出してくれた。
さっぱりとした立派なお浸しだった。
なるほど、昔、渓流釣りに誘われた時に釣り師たちがいっぱい手折って持って帰っていたことがようやく理解できた。
確かそのときは「塩漬けにしておいてお漬物にする」と言っていた。
スカンポのお浸し・・・これはいけます。
(2) 畑わさびが大きくなった。当尾の里では手造りのポン酢漬けで売られている。
だが、それを食べたときも、そして同じように作ってみたときも、どこかわさび本来の味が薄まっていて少々不満であった。
それで今回、ネットでレシピを探してみたら、ただの醤油漬けながら目に留まったものがあった。
それに基づいて・・・・、70度程度のお湯をかけて一瞬湯がき、お湯を切って思いっきり鍋の中で振り回し、さらに水気をきってタッパに入れ、醤油を入れてまた振る。・・・その間蓋を開けないこと、思いっきり振ること、何よりも手際よくスピーディーに行うこと、というのを真似て一日冷蔵庫で寝かしてみた。
おそるおそる開けてみたら、これが意外に大成功。
辛みと香りが十分に残っていた。
田舎の宿でこんなんが出てきたらもうたまらんやろなと自画自賛。・・・これもいけます。
(3) 「4割の得票で8割の議席」という非民主的な小選挙区制のおかげで、近頃の政治は眉をひそめたくなるような品のない右傾化が顕著である。
北朝鮮や中国の悪口を繰り返している人々のロジックが単語を入れ替えれば彼らと瓜二つなのも悲しい限りだ。
このワサビの醤油漬けが一番必要なのは政治かもしれない。
今日はメーデー。127年前1886年5月1日にアメリカの労働者が8時間労働の要求を掲げてストライキを決行したことに因んだ日。
1999年にILO総会で採択されたディーセントワーク・働き甲斐のある人間らしい労働・・・、みなさん、厚生労働省を分割して労働省を独立させませんか。
長谷川さんお久しぶりです。高知のバラやんです。
返信削除初めてコメントさせていただきます。虎杖と書いて何とも怖そうな名前ですが、ご承知と思いますがこれが「イタドリ」の漢字名です。四国の中でも高知県が一番虎杖を食べると思います。毎年4月の初めから5月中旬まで何処の市場でも必ず並べています。
私もこの虎杖が大好きで、今年は収穫が早く3月末頃から取れて、2日と開けずに食べています。昨日もおわんに一杯食べました。大好きな焼酎ともよく合います。今日も虎杖をあてに一杯やります。またコメントさせていただきます。
5月1日メーデー万歳 高知のバラやん
バラやん、初コメントありがとうございます。
返信削除2日にあけず・・ですか、恐れ入りました。
素人考えでは、ちょっとシュウ酸過多になりそうな心配がありますが、誤解ですか?
虎杖食べてシュウ酸過多には絶対なりません。私の傍には「桜川」と言う名前のとおり美しい清流が流れています。その川の川辺に虎杖がたくさん採れます。近所のおばさん達は全員虎杖大好きな人ばかりです。
返信削除私は近所のおばさん達から「イタドリ採り名人」の名誉ある称号をいただいております。虎杖は料理方法によって、高級料理にもただの雑草料理にもなります。すぐ食べたいときは、虎杖の皮を剥き熱湯につけて色が変わったらすぐ冷水でさらし料理します。じっく手をかけてり食べたい時は、12時間は塩漬けしてその後塩抜きしてさらして料理します。虎杖の話はこれくらいにして。
今さっき山でたけのこを採ってきました。タケノコ料理は私の得意中の得意の料理です。連休は虎杖料理とタケノコ料理で一杯が楽しみです。
長谷やんへバラやんから 追伸 今から出勤します。
バラやん、久しぶり、ひげ親父(川やん)です。お元気そうで何よりです。私も長谷やんのご指導のもと、ブログをやっています。usukuchimonndou、一度覗いてください。
返信削除スカンポの話がこんなに深められて喜んでいます。唾が湧いてくるようです。
返信削除で、みなさん!懐かしい「酸模の咲く頃」の歌について誰かコメントを戴けませんか。
まだ「スカンポ」摘めるんですか?八尾の我が家ではもう土筆摘みもできなくなりましたが。子供のころスカンポをおやつにそのまま食べていましたがオカズになるのですね。
返信削除バラやん懐かし。元気でご活躍されているのですね?
誰だか全く見当がつきません。八尾は私が高知に帰ってくる最後の勤務管轄でした。ユクリさんは誰ですか教えてください。誰だか全く分りませんが、はっきり言って虎杖「イタドリ・スカンポとはいってほしくない」最高の山菜料理です。
返信削除バラやんから知らない方へ
ごめんなさい_(._.)_もう30年前覚えてくださっているでしょうか?バラさんには私が頚腕症候群で困っていた折りに励ましていただきましたHと申します。ありがとうございました長谷やんのブログをお借りしてお礼申し上げます。私もボチボチブログをしています。http://ameblo.jp/bistali/
削除昔 昔 八尾の小学校の春の遠足は歩いて大和川へ
返信削除行った覚えがあります
その時男子二、三人が すかんぽ すかんぽと
言って しがみ始めたのです
転校生だった私は 食べられるんだとビックリしたのを
思い出しました
未だに食したことはありませんが 懐かしいでーす
昔堺の宿院でひげ親父さんに食べさせてもらったそばつゆが、本当に美味しかった。
返信削除今でもはっきりと覚えています。
今は虎杖(イタドリ)の最高の山菜料理をやりながら、鹿児島の財宝と言う焼酎を飲みながらメールの返信を打っています。
虎杖(イタドリ)のシェフは妻です。これからは、ウスクチモンドウさんのブログもお気に入りにセットさせていただきます。
ひげ親父さんへ高知のバラやんから
わこたんのおっしゃる通り、大阪平野では遊びで齧る程度のものでした。
返信削除「スベリヒユ」が山形県やギリシャでは立派な食材であるように、所変われば・・・・で、高知のバラやんのコメントは目から鱗です。楽しいかぎりです。
ゴールデンウィークは山菜の最盛期でもありますね。
今朝の朝日新聞の「記者有論」の「文化伝える歌守りたい」www.asahi.com › 朝刊(2013年05月04日)に同意!
返信削除で、〽土手のすかんぽジャワ更紗~~唄ったよというコメントのないのは、もしかして、死語という意味で死曲なの???
今日 コーラスで すかんぽの咲く頃を歌ってきましたよ
返信削除懐かしかったですが 私が知っているのは 僕ら小学六年生
でしたが 歌の本には 僕ら元気な小学生 と成っていて
歌い難くかったです
大正14年7月に 赤い鳥 に発表された原詞は僕ら小学尋常科
でしたと 注釈がありました
時代によって変わるんですね??
「酸模の咲く頃」を現実に唄ってこられたとのコメントに嬉しくなります。
返信削除聞きかじりの話ですが、戦前のいろんな言論統制の中で多くの作家たちが当局の目をくらます意味も込めて「赤い鳥」などの童謡の作詞に進んだと聞きました。だから、この頃の歌には「たかが童謡」といえない名曲が多いそうです。そんな気がします。
なんの弾みか、幼いころ歌った此の歌が、口を衝いて出て来た。本当にこんな歌があったのだろうかとGoogleを開いたら、由緒ある歌であることが分かったが、私の疑問はもう一つ、「土手のすかんぽ」と
返信削除「ジャワ更紗」の関係、脈絡である。何方かご教示を
お願い致します。
学童さんコメントありがとうございます。小さい頃、意味も何も解らないまま(時々は誤解したまま)歌っていた歌ってありますね。この歌もおっしゃる通りです。ジャワ更紗には草花の模様も多いので(白秋の所持していたジャワ更紗がそうだったので)そこへ連想が行ったのでしょうか。私も少し考えてみます。私からもご存知のお方のご教示をお願いします。
返信削除
返信削除https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20190524-00127195/