2011年8月23日火曜日

雀の砂風呂

 もう2週間にもなろうか、実母の施設の木の根の砂地で雀たちが楽しそうに砂浴びをしていた。
  携帯で写真を撮ろうとしたが、もちろん異常を感じて直ぐに飛び立った。(写真の一つひとつの穴がその砂浴びの痕である。)

 野鳥は乾いた砂地などに穴を掘り、羽を羽ばたかせ、体中の羽毛を広げ、寄生する虫などの汚れを落とすらしい。よく見る水浴びと同じことであるが、此方の方が季節柄「虫干し」らしくていい。
 そして、本によると煙突の上の煙の中に飛び込んで煙浴びもするらしいが、そういう光景にはお目にかかっていない。
 本には全く書いていないが、この木の根の風呂場は木陰である。雀は、朝方の涼しい砂で「ほっこり」涼んでいるようにも私には見えた。

 よし、これは入所者の皆さんにも教えてあげなくては・・と思って、その後、毎日、カメラを持参したのだが、私がその場を往復する数分間には、役者たちはそんなに上手くは砂浴びをしてくれない。それどころか、雀のいない日も多く、そのうちに雨模様の日も増えてきた。
 このため本日の写真は、結局ギブアップをして、砂浴び痕の砂の穴だけで勘弁願い、彼女らのその楽しそうな温泉風景は読者の皆さんのご想像にお任せすることにした。
 ・・にしては右下の写真は蛇足の極み・・・はい
 シャッターチャンスをモノにできなかった悔しさで、ちょっとパソコンが滑りました。

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