神社といえば普通は神楽だろうが、春日大社の中元万燈籠は唐楽、高麗楽等の舞楽(14日のみ)も奉納される。
それも、宮中、天王寺と併せて三方の楽所(がくそ)といわれる南都楽所によるオーソドックスなものであるから・・・と書きたいのだが、今回の曲はあまり派手さのないものであったので、素人にはチョッと物足りないものだった。
「この歴史の厚さ、ユーラシアの空を越えて来た広さが解からないから素人は困ったものだ。」というお叱りの声が聞こえてきそうである。
大仏殿も開放されていたし、奈良公園の行楽客がものすごかったので驚いたが、夜間徘徊の不良少年みたいな鹿の足下からは秋の虫の音も聞こえ始めて樹上の蝉と競演となり、安上がりで楽しい夕涼みであった。
春日の神々に彼の地の復興と原発撤退を祈って帰って来た。
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