2024年4月10日水曜日

原発は核兵器と同じ

   IAEA(国際原子力機関)が7日に発表したニュースによると、ウクライナ南部でロシア軍が占拠しているヨーロッパ最大規模のザポロジエ原発にドローン攻撃があり、何らかの被害があったという。 
 ロシア軍が占拠しているのだからロシア軍が攻撃したとは考えにくく、私の推測では、正規のウクライナ軍ではない反ロシアのゲリラ攻撃ではないかと想像するが、今のところは解らない。

 だとすると、いうならばチャチなドローンによって核兵器と同じ効果が生まれるということになり、「オッペンハイマー(原爆)が第二次世界大戦を終わらせた」的な発想が現に存在する下では、チャチなドローンによって地球が滅びかねない危険性を教えている。

 日本では、北朝鮮のミサイルの脅威がよく語られるが、日本海沿岸に原発を並べておけば、ドローンやそれに似た小型の兵器で一挙に核兵器と同じ効果が生まれると、なぜ議論にならないのかが不思議である。

 関西人にイメージを持ってもらうためのロジックでいえば、冬の北風の時期に敦賀原発銀座で原発事故が発生した場合、福井市の福井県知事が見ているテレビの画面に映っているのは京阪神の壊滅のニュースになるということだ。

 ザポロジエは、そういうケースが夢物語でも被害妄想でもなく、大いに現実味のある課題だということだろう。

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