2021年11月4日木曜日

蟷螂は堅忍不抜

   柿を収穫すると既に野鳥に食われているのがあり、大人(たいじん)はそれならとバードテーブル(餌場)にそれをおいてさらに供応する。

 その柿はひとしきり野鳥を楽しませると発酵の域に達し、そうなると昆虫もお裾分けに預かることになる。

 そして、自然界のサイクルどおり、小さな虫たちの集まるところにはそれを食する昆虫が来る。

   蟷螂(とうろう・カマキリ)がその一例で、この柿はオレ専属のトラップ(罠)だとばかりに居ついて餌の来るのを待っている。

 その信念たるや見上げたもので、ひたすら動じず葉っぱあたりに成りすまして餌の来るのを待っている。

 人間世界では選挙結果に一喜一憂している話が多いが、蟷螂の方針に対する確信を少しは見習ったらどうか。


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