2017年11月22日水曜日

ゴミ出し問題

 朝日新聞に、高齢化社会になってゴミの分別やゴミ出しが困難なケースが発生しているという特集があった。
 かくいうわが街も、ゴミの収集方法はゴミステーション方式であるから、ゴミステーションから離れた高齢者の家庭が雨の日などにゴミを出すのには大変苦労されている。
 私は基本的にゴミステーション方式には賛成だが、高齢化社会は予想外のことも生むようだ。

 ゴミステーションのゴミ出しの問題は二つある。ひとつは、烏対策。二つは住民のルール違反である。
 後者についてはこんな田舎でもそうであるから、住民どおしの関係が希薄な大都会ではもっと深刻ではないだろうかと想像する。
 そうなると、結局、有料化で自治体にお願いするようになったりする。

 前者の烏対策で私がつくづく感心するのは、烏は非常にそこの住民の民度を知っているということだ。
 ゴミステーションにはネットがあるが、ネットからはみ出すように出す地域、ネットの掛け方がおざなりの地域をよく知っている。
 反対に言えば、ここは駄目だと考えたステーションには寄り付かない。
 (ということは、やっぱり烏問題ではなく住民の意識の問題か)

  そこで私のステーションではネットの上にブルーシートを覆うようにした。
 ネットの隙間から突くのを防止するというよりも、「ここは駄目だ!」と烏が思う効果が顕著だったと思っている。

   ついでの話だが、このネット+ブルーシートは収集後は少しは整理しておきたい。
 そこで写真のとおり、チェーンとリングで巻き上げて止めておくようにした。
 ここまでしてもホッタラカシの当番の人もいるがそれはしょうがない。

 私はこの記事を怒って書いているのではない。
 基本的にはこんな工作をするのが趣味なのである。
 だから、今度はどのように改善してやろうかと楽しく考えている。
 私も若くて共稼ぎの頃は近所の方々に助けてもらっていたわけで、リタイヤした今はほんの恩返しのつもりであるが、助けてもらっていた街は引っ越し前の街である。それは大目に見てもらおう。

4 件のコメント:

  1.  「ネット+ブルーシート+チェーンとリングで巻き上げて止めておく」素晴らしい工作です。中学校の工作なら確実に5点の最高評価だと思います。参考にさせていただきます。カラスのことですが、カラスは賢いだけでなく戦闘能力も相当高いものがあります。時折自宅近くでカラスとワシの空中戦を見ることがあります。誰が見ても体の大きい爪も鋭いワシが勝つと思いますが、私は今までワシの勝った空中戦を見たことがありません。体の小さいカラスはひるむことなくワシめがけて体当たりで突っ込んでいきます。ワシも鋭い爪を立てて襲い掛かります。人情的に知らず間にカラスを応援していますが、ほとんどが引き分けです。双方が疲れていつの間にか居なくなります。ほんの数分間の空中ショーですが、どんなドラマより迫力があって楽しいです。カラスとワシは本当は遊んでいるかもしれませんが・・・・・・

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  2.  この程度の工作を褒められると恥ずかしくて穴があったら入りたいです。
     わが周辺にもごくたまにオオタカが来ます(近頃はほとんど見ません)が、おっしゃる通りカラスが勝ちます。普通にはカラスは集団力でタカを追い払います。
     ほんとうに近頃は見ません。一段と自然が破壊されたのでしょう。
     カラスが上昇気流に乗って上がったり、そこから外れて下ったりして遊ぶのは有名な話です。

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  3.  カラスは人の目を意識しているという話、大学の教授の研究でゴミ置き場に「カラス進入禁止」と看板を出しておくとカラスが来なくなるという研究成果があった、という話を聞きました。違う話では「ここに美人のカラスが来ます」と書いた看板でも被害が減ったという事です。え~そんな事があるのかと思いますが、、、
     事の真相は、その看板を目にした人たちが、「カラスは字が読めるのか?」とか「どんなカラスやろ」と言いつつ、そのゴミ置き場周辺で、そんなカラスを探したりすること、つまりカラスに関心を持つ、カラスに目を向ける事がカラスには恐怖心を与えるのだそうです。
     結局、カラスはごみの捨て方に無頓着な人間をあざ笑って襲来する訳で、人間側の問題ということでしょう。

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  4.  カラスの脳の発達程度については、脳化指数でも脳内比でも脳の層構造でも脳内の神経細胞の密度でも鳥世界の霊長類と言われています。(樋口広芳著「鳥ってすごい!」山と渓谷社・ヤマケイ新書)
     「烏合の衆」と見たのは人間の誤りで、カラスの方が人間世界を見て「烏合の衆」とあざ笑っているのでしょう。

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