2014年12月30日火曜日

午年の記憶

  2014年・平成26年・午年は、狭い狭い家族の世界の中だけでいえば誰にも大病もなく無事に暮れようとしている。(前年はそうではなかったから、今年のありがたさが身に染みる)
 そういう中、この年の記憶に留めておきたい事項を振り返ってみると、友人たちと発行しているミニコミ紙を5号発行できたことを自分なりに特筆しておきたい。
 B4・2頁建て、4頁建て、2頁建て、6頁建て、2頁建てで発行した・・・というよりも、編集等の実務は専ら友人が担ってくれたもので私は参画しただけだったが、平成24年に創刊してからほゞ四季報を維持している。
 自画自賛になるが、単発で素晴らしい記事を発信することは簡単だが、継続することはもっと困難で偉大だと思う。
 記事の内容的にはあくまでも「自分の言葉で」を貫いた。ここが大きな特徴でもあった。
 投稿してくれた友人たちにも感謝感謝である。
 
 湯川秀樹氏の言葉らしいが、全ての真理は始めは少数派であった。
 継続こそが力である。
 評論家はその稚拙さをあれこれ言うだろうが、そんなことはかまわない。
 〽ファイト!闘う君の唄を 闘わない奴らが笑うだろう(中島みゆき)だろうか。
 
 小泉政権の時代からワンフレーズで扇動する政治が顕著になった。
 政治家だけでなく、マスコミも同様というか、マスコミの方が率先してワンフレーズを多用しレッテルを貼ったりした。
 そしてワンフレーズは、少々下品な方が効果的になる。(これは大阪のマスコミと維新の相関関係を見るとよくわかる)
 だとすると対抗するリベラル派はツンとお高く留まっているのでなく、感性を研ぎ澄まして本質をえぐるキャッチコピーを考えねばならぬ。
 そしてより本質的には、ものごとを冷静に理性的に語るチャンネルを広げねばならぬ。
 そんな思いから1年を振り返って、このミニコミ紙(チャンネル)の継続できたことを記録にも記憶にも留めておきたいと思うのである。
  執筆に参加してくれた皆さん、読んでいただいた皆さんに感謝しつつ・・・・。午年 擱筆。

2 件のコメント:

  1.  大晦日の朝日新聞が大阪都構想について「反対派封じ裁決日程決定」と報じた。「30日に11か月ぶりに法定協議会が開かれ、中身の議論は封じられたまま1時間半ほどで終了」らしい。都構想案を「やっつけ仕事で不備だらけ」と激しく批判していた公明党が、「論理矛盾をおこしていることは百も承知」と言って住民投票の実施に賛成したからで、自民党市議団の幹事長が「いたずらに妨害したいわけではないので事前の協議ぐらい寛容に取り扱って欲しい」と食い下がったが維新の法定協会長が「僕、その辺は寛容性ないんです」と押し切ったと。共産党市議団幹事長は「民主主義的な手続きを踏んでいるという装いすらない状況だ」と・・・新聞記事は書いている。
     前の記事へのコメントに「民主主義は民主主義の自殺さえも決定することがある」との指摘があったが、文字どおりナチスも選挙を通じて台頭したことを私たちは想起すべき時だと思う。
     来る年は、楽観も悲観もできない大切な年になるだろう。リベラル派は一層知恵も力も発揮する必要があるだろう。その時の勝負所は広い意味での『発信力』だと信じている。
     ほんとうに大晦日。皆様どうかよいお年をお迎えください。

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  2.  貴重なブログ1年間愛読させていただきまして、誠に有難うございました。色々な知識が増えたような気がします。人間年取っても頭だけは若く、無限の想像力が湧きあがるものだと、長谷やんのブログで確認させていただきました。皆様方の来年のご多幸をお祈りします。

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