2014年12月25日木曜日

セント ニクラス

  メリークリスマス。
  24日はいうまでもなくクリスマスイブだった。
 老人ホームの家族会として、各部屋を鈴を鳴らしながら廻って、皆さんにクリスマスケーキをお配りした。
 もちろん、ただのクリスマスケーキではなく、絶対に喉に詰まらない特別仕様の美味しいケーキ。
 サンタクロースはいいとして、私のトナカイは認知できなかったり嫌がられたりしないかと心配したが、おおむねにこやかに歓迎してもらった。
 もちろん、きょとんとされたままの人も、無反応の人もいるにはいたが、なんとなく「めでたく楽しい」雰囲気だけは伝わったと思う。
 指についたクリームをなめて「美味しい」と叫んでくれたりして、こちらの方が心温まる思いがした。
 で、「終わり良ければ総て良し」・・まあまあ良い1年であったような気になった。

 サンタクロースは東ローマ帝国時代のトルコに実在した司教セントニクラスがモデルという説があり、彼は貧しい家庭の子どもたちに煙突から金貨を投げ入れたとか・・・。
 そういう穏やかな話題の一方で現実社会を見てみると、安倍内閣は多国籍大企業のために人為的に円安を無理やり推進し、バターや小麦粉、チョコレートの原料、アーモンド、砂糖が影響を受けた上に消費税も増税され、クリスマスケーキも値上げされているらしい。ケーキ屋さんも悲鳴を上げているとか。

  シャンパンタワーは滴り落ちてくるがほんとうの景気はトリクルダウンなど全くしてこない。
 それどころか、新聞は、選挙が終わった政府が早速「経済諮問会議」を開き「聖域なき社会保障削減」を決めたと報じていた。
 要は、社会保障は必要な自然増を抑えるだけでなく、現状の水準さえ切り込むという話で、事実、介護報酬の切り込みなど順々に既定事実かのように報じられている。
 ここ(老人ホーム)のスタッフも入所者も未来は厳しい。
  oh my God ! 悪魔に魂を売った罪深き人々に神の御裁きを!

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