2014年10月21日火曜日

鳥たちも人恋しい?

  バードウォッチングでカラの混群に出くわすといっぺんに華やかな気分になる。
 カラの混群というのはシジュウカラなどのカラ類が中心になった小鳥の群れで、我が家の周辺で言えば、エナガが一番最初にやって来て、一緒にシジュウカラ、ヤマガラ、キツツキのコゲラ、メジロなどが群れてやって来る。
 ヤマガラがエゴノキの実を啄ばんで電線の上でコツコツ コツコツと大きな音をたてて割る音がすると混群のお出ましだ。
 カラの混群が30羽ほどで庭にやって来て、右から左へ、左から右へと30分近く飛び交う様をガラス戸の此方から眺めていると、テレビのワイルドライフを見ているようだ。
 彼女らの一番のお気に入りは私の用意した小さなバードバスで、先を争って水浴びを楽しんでは木の枝に移って羽ばたいたり毛づくろいのようなことをする。
 小さなバードバスは4~5羽が取り合いをしたりしているが、ただ、コゲラが水浴びをしたのは見たことが無い。
 もっとよく見ていると、結構バードバスをめぐって争ったり、バードテーブル(餌場)でも争っている。
 混群になって一緒に移動するぐらいだから仲良しなんだろうと思ったが、事実は小説よりも奇なりで結構イケズをしあいながら、それでいて群れている。
 「おいおい付和雷同かい」と思ったが、秋は人恋しく群れているのだろう。(ただの感想)
 そして、同じようにやって来る中でも、メジロは人気を感じたらすぐに逃げるが、ヤマガラは私の1mほど先でも平気でいる。
 こんな話、「だからどうした」とお思いだろうが、わたし的には気に入った話である。
  庭のチェアに知人が来た時に、目の前にヤマガラがやってきて水浴びなどをすると驚いて喜んでくれるが、孫はというと野鳥のすばしっこい動きに目がついて行かないのか、もう一つ大喜びまでには至らない。贅沢な環境だ。小鳥が飛び回っているのが当たり前の風景だと思っている。

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