2011年9月28日水曜日

上方文化は おもてなし

 26日のブログでお約束のとおり(誰も約束なんかした覚えはないだろうが)「吊るし唐辛子」を玄関に吊るしてみた。秋の陽にキラキラと輝いている。
 心の底では「どうだ」と言わんばかりに飾ったのだが、人に尋ねられたなら「干してますねん」「ちょっとしたお守りで・・・」と答えようと思っている。
 多くの大阪人は、楽しい話題は独り占めにできずにできるだけ多くの皆さんに喜んでいただこうと発想し実行するのである。「おもてなし」を行動で表すのが上方の文化だと思っている。
 言い訳する気はないが、それを「いちびり」だとか「自己顕示欲」だと評論するのは的外れである。

 もてなしの庭先の彼岸花が満開だ。
 去年は無茶苦茶に開花が遅れたが、今年は暦どおり彼岸の中日に開花した。
 通行の方々も100%?注目して歩いていかれる。
 既成観念で「庭にこんな花を植えて・・」と思うか、フレキシブルに季節感や棚田の原風景をイメージするかは通行人の自由である。
 確かなことは、彼岸花を前にすると私と通行の方々との会話が弾むことである。
 「立派なお花ですね」「いやあ変な庭になりまして・・」と言うような遣り取りだが、多くの方はその後ニコニコとして黙って歩いていかれるから、やっぱり、心の中では「変な庭やなあ」と思っているのである。

3 件のコメント:

  1. おばちゃんの「アメちゃん、あげよか」も立派な上方文化ですね。

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  2.  テレビが振りまくヨシモト的なステロタイプの大阪と、それに騙されて露悪的に振舞う一部の大阪人には辟易します。上品に洒落っ気を含んでいちびるのが上方文化だと信じています。これって、玄関先に唐辛子を吊るした言い訳みたいでしょうか。

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  3.  ご近所の、いつも庭仕事をされているお方が通られて、「綺麗な花ですね。何ていう花ですか?」「此の頃好い香りがしますが何でしょうね?」X¥△@???
     おしゃれなガーデニングの教科書には彼岸花も金木犀も載っていないらしい。

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