「ちんちん千鳥のなく声は」(山口仲美著講談社学術文庫)という名著がありますが、駅前の大規模ショッピングセンター建設の初期、造成地が川原に思えたのか、大型車両の側で巣づくりをしていた千鳥は、ちん ちん ではなく、ピョ ピョ ピョ ピョ と鳴きながら出勤する人たちの頭の上を飛んでいました。
そして、ご推察のとおりスィートホームと子供たち(卵)は、人間様の勝手で、程なく抹殺されてしまいました。
そして、そして、ほとんどの企業戦士は、(出勤
時の)自分の頭の上の鳴き声に関心を寄せる余
裕もなく、この事実を知らないまま今日もショッピングを楽しんでいます・・・・・・
今日、川辺を歩いていた折り、ああハクセキレイだな・・とあっさり通り過ぎるところでしたが、何か違うぞ!と感じて凝視をすると写真のとおりのイソシギでした。
後に飛び立った様も、全くセキレイではなく、シギ・チドリのそれでした。
シギのやってくる京阪奈の自然はエラい・・と再確認をしたところです。
♪ ちんちん千鳥の啼く夜さは 啼く夜さは 硝子戸しめてもまだ寒い まだ寒い
名著は、「日本人は可憐なチドリが、大好きだった。」と結んでいます。
0 件のコメント:
コメントを投稿