テレビのニュースの限りでは「再エネ電力が増えすぎて皮肉なもんだ」というような論調だったが、6月13日付け赤旗の「焦点・論点」で京大諸富教授が23年の出力抑制について事実を精査した結果を述べているが、22年から23年にかけて再エネ自体はむしろ停滞していた。
だから原因は反対で、原発再稼働と電力会社相互の電力の融通(連係)の停止・抑制にこそ原因があるという。
政府は口では「再エネの主力電源化」を言っているが、やっている事実は、さらなる原発依存、もっと言えば再エネいじめを進めている。
東芝のように原発に手を出した「家電」会社が大きく衰退したように、このままだと日本が世界に取り残されていく。
岸田内閣は安倍に劣らず嘘が多い。
その原発だが、プーチンはザポリージャ原発を攻撃目標にした。
原発は、原子炉にミサイルが命中しなくても、配電や配管が損傷するだけで過酷な重大事故が起きる。
だからウクライナは、従業員が逃げ出すこともできず、ヨーロッパ最大といわれるこの原発をあっさりとロシアに引き渡した。これが明々白々な現実だ。
福島第一原発の事故の際は、太平洋側で基本的に西風であったから奇跡的に規模は縮小した。
しかし、日本海側の原発に事故があった場合、北風や西風の季節であれば、日本列島壊滅は「心配」の域を超えるだろう。
8月の広島・長崎に向けて平和行進が進んでいるが、歳相応の短さでもよいから参加する意義は大きい。核兵器はもとより、「原発もなくせ」と訴えたいものだ。
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