2013年3月11日月曜日

撮らせてくれない河原鶸

  自慢ではないが野鳥を見分けるガイドブックは、日本野鳥の会の本や山と渓谷社の本など、ちょっとしっかりしたものを数冊持っている。・・と、自慢している。
  これがないと名前のわからない時もあるし、うろ覚えの知識で「あれだ」と思っても、季節や場所でありえないということも何回かあった。

  そこでカワラヒワを引くと、何れも「体はオリーブ褐色」だとか「風切は黒く基部が黄色」とか、ごく普通にカワラヒワを上から眺めた特徴を書いている。・・・不満である。


  私の印象からすると、カワラヒワが頭の上を飛んで行くときに、羽に黄色いセロハンのような美しい『透かし』が出るのが一番の特徴だと思う。
  上からだとマヒワの黄色い模様の方が綺麗かもしれないが、私は頭上を飛ぶカワラヒワの『透かし』に軍配を上げる。・・・これは文学的であって自然科学(ガイドブック)には馴染まないのだろうか。
  ということで、頭上を飛ぶカワラヒワの美しい『透かし模様』を撮りたいと思い続けているのだが、そうは問屋が卸さず、カワラヒワにキリリリキリリリと「簡単に撮らせてやるものか」と嘲笑されている。
 今回も、なんともケッタイナ写真に終わって肝心の『透かし模様』は写っていない。
 一番下のは昨年撮ったもの。これがちょっと『透かし』らしいかも。


 *** 先週、気温が上がったとたん鶯が正しく鳴きだした。イソヒヨドリも昨日までの鳴き声とは一転した美声で囀りだした。文句なく季節は春になった。しかし、昨日の午後からちょっと寒すぎる。


2 件のコメント:

  1. 冬から春先、岡山の山小屋辺り野鳥が飛びまわっていますがドンクサイ私は鳥影を追うだけで精一杯、鳥の鳴き声も表現出来ません。が・・先月やっと1種類野鳥写真冊子で確認できたのは「ジョウビタキ」お腹が橙色で羽の付け根に白い斑点が2つ有るヤツ。でした。まったく私の持っている野鳥写真冊子はカラスやスズメの写真が載っている役立たずで鳥集めの木細工笛がおまけに付いたので買ったヤツですから。
    南京豆やヒマワリの種を物置の屋根に置いても鳥が集まった様子も無く、何の鳥か「チッチ」という声が聞こえるのですが姿は見えません。3月に入り道路補修工事で全面通行止めになり暫く行っていませんが今度行ったら山は春になっているでしょう。

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  2.  ジョウビタキの♂は頭が白髪に見えます。羽の白い斑点は紋付の羽織に見えます。ヒーッヒーッヒーッと鳴いた後、カチッカチッカチッと嘴を鳴らしますがこれは火打石を打つ「火焚き」の音に聞こえます。で『尉火焚き(じょう ひたき)』で万歳、万歳、万歳。先人のネーミングの素晴らしさには開いた口がふさがりません。
     野鳥の餌台(バードテーブル)は、猫等のこられないところ(枝からぶら下げるとか細い棒を立てた上とか)ですと、結構いろんな鳥がやってきます。ペットショップの「小鳥の餌」も有効です。そして、そう深くない水飲み場も。窓から見える少し離れた場所にこしらえると新しい世界が生まれます。鳥の種類によって、大きな種とか果物とか脂(ヘッド)とかを加えるとヴァリエーションが拡がります。
     鳥たちに認知されると毎日同じ時間にやってきたりしますし、遠くで餌の補充を待っている(見ている)のも判るときがあります。

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