2011年10月19日水曜日

乙女心は消えない

 『老朗介護の音楽療法は「お富さん」から』・・と6月21日等々のブログに書き連ねたが、今日はきっぱりと訂正をしようと思う。
 私は毎日、8時30分頃に介護施設に着き、母の朝食を支援した後、実際の要介護度が比較的軽度の方々数人と「ゆめの部屋早朝合唱団」と全く勝手に自称して唄を歌うことにしている。
 「コーラスクラブのほうは(子供っぽい)易しい唄ばかりでつまらないわ」と仰る方もいて、この数人の間では私の「早朝合唱団」は「正しいコーラスクラブ」よりも人気がある。・・メンバー?なのだから当り前か??
 「どの方はどんな唄が好みか」や、その日の気候などをいろいろ考えて「今日はこんな唄を持ってきました」と始めるのだが、そんな中で意外に好評だったのが「女ひとり」。
 ♪ 京都 大原 三千院~ だった。
 「歌詞がいいわあ」「思い出すわあ」「こんな(歌詞のような)ときもあったわ」という皆さんのリアクションには正直に言って驚いた。
 ほんとうに驚いた。
 失礼ながら、90超の入所者がこんな風な喜び方をされるとは予想外だった。
 冗談気味に「乙女時代を思い出しましたか?」と尋ねてみると、冗談抜きの笑顔で「ええ」と返ってきた。
 ・・・・・・・・・。
 老人施設に入所していても、単なるお婆さんでもなければ幼児でもないのだ。この「合唱団」に加われない方も含めて、きっとどこかに乙女心は不滅なのだろうとつらつらと考えさせられた。
 読者の皆さま、ゆめゆめ乙女心を疑うことなかれ。
 いくつになっても、恋に疲れた想い出は切なく残っているのだ。

2 件のコメント:

  1.  「貴方が主人公!」介護の極意かもしれませんね。

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  2.  正直に言えば、これまでは親や親の世代の方々と話したりするのを避けて過ごしてきました。男の子というのはそういうものでしょう。だから近頃、家族として介護の周辺をうろちょろしているだけですが、常に新しい発見に驚いています。
     

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