昨日は母の入所している施設へ「愛燦燦」と「瀬戸の花嫁」を持っていって早朝合唱団を開いた。
時々歌詞の世界が頭の中に広がって、孫娘が遠くへ行ってしまうと思い込んで涙ぐんだりするのだが、「これは歌の歌詞ですよ」と言うと「あっそうか」と戻るのが可笑しい。
今朝は、「ちょっと難しいのを持ってきましたよ」と言って、昨日約束してあった長渕剛の「乾杯」を配ってみたところ、母は90%近く自分流に編曲して「エア熱唱」を行なった。(エア=声に出さずに心の中というか口の中での熱唱)
そして、「これは男の子の歌やけど、感極まるわ」と言って泣いてしまった。
ほかの入所者の方も「歌詞がいいわあ」「好きな歌だわ」と仰られ、「憶えたいからこれからも何回も持ってきて」と注文をつけられた。
皆の期待に応えようと気持ちを込めて歌ってみたら、こちらまで胸がつかえてしまった。
耳蛸だろうが、老朗介護の一番の薬は感動・感激だと信じて疑わない。
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