2011年10月17日月曜日

ヒッチョー

 京都のお人は京都弁を訛りなどとはこれっぽっちも思っていない。・・と巷間言われているが、10月10日のブログの続きを素朴に書いてみたい。七条についての「???」のことである。
 大原穣子著「京ことばの辞典」にはハッキリと(京ことば・・では)「七はヒチ」と書かれているし、京都府立図書館に問い合わせ、国立国会図書館関西館で確認したところ、中井幸比古著「京都府方言辞典」、真下三郎著「京ことば集」、井之口有一・堀井令以知著「京ことば辞典」、相馬大著「京ことば」に、京都旧市内のことば(京ことば)は「七条 ヒッチョー」とある。

 そこで、「おけいはん」の京阪電車。・・・お役所辺りがどう言おうと、と言っても市バスの停留所は「ななじょうけいはんまえ」らしいが・・・・、京阪の七条駅に「ヒッチョー」とフリガナを振れとは申しませんが、せめて「ヒチジョウ」と振られたら如何と強く言いたい。いやいや、やっぱり正しくは「ヒッチョー」かな。

 言うまでもないが、阪急は「十三」を「ジュウソウ」、「上牧」は「カンマキ」、JRは「放出」を「ハナテン」と、地元の発音どおりに表示し発音している。至極当り前のことである。
 先のブログにも書いたが、上方唄の〔松づくし〕は東京の人が唄うときでも「七本目(ひちほんめ)には姫小松」と唄うとある。

 連想ついでに、関西の鉄道の駅名のアナウンス。どうして地元のアクセントでないの? 通常それは植民地に対する仕打ちじゃないの・・・。
 アクセントが違ってもいいのは ♪放出中古車センタ~ だけでしょう!

1 件のコメント:

  1.  「茅渟の海」さんから「コメントが上手く入らないので」と言って葉書でコメントを頂戴した。ありがとうございます。
     「コメントが上手く投稿(公開)できない」というトラブルはあちこちで起こっているようだ。
     そして、ほとんどの場合は原因不明のまま、そのうちに「投稿ができた」というようになるらしい。
     皆さん、気長に対応をお願いします。
     
     

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