2024年5月29日水曜日

天に唾する

   退職者会の総会があった。
 レセプションの準備のために途中参加となったが、「郵送料の値上げで予算が厳しい」「会報の発行への影響をどうするか」というような議論の最中だった。
 という議論の流れなので当然だが「郵送は止めて会報はWEBで送信にしたらどうか」という積極?提案が出たので「スマホも持たない・使わない世話人多数という現実なのでご勘弁を」と発言した。
 提案者は口を開けたまま了解してくれた。

 となるとイキオイ「発行回数を減らせばどうか」という議論に流れかけたので、「高齢者が多い中、遠足などには参加できないが近況などの原稿なら提供してくれる会員も多くいる」「紙上での交流は読み手にも大いに好評である」「つまり会報発行は会のメーンの事業でないだろうか」と考えを述べて大方の納得を得たように思う。

 だがこの発言は「天に唾する」みたいなもので、それだけ力を入れて寄稿の依頼をして、読み応えのある編集に心掛けなければならないこととなった。(この発言をしないでもそうなのであるが)
 そしていま総会後数日経ち、「こんな感想を書いて見たゾ」という原稿の到来を待っているところだ。続々とは言わないが届き始めているのが嬉しい。

 起承転結の新聞記事はいらない。それよりも「印象を描写」「心がどう動かされたかを書く」とは近藤勝重さんの『文章入門』にあった言葉だ。
 そのためには「Wow!(わお!)」と感動、感嘆の声をあげることが大切で、それは人生経験によって生まれるとか。
 若い頃、先輩から「ボキャブラリーが貧困だ」とよくからかわれていた私がこんなことを書いている今が恥ずかしいが。 原稿、待ってま~す。

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