2024年3月25日月曜日

依存症というやつ

   酒強き友はみな死に春の星
  
    長崎県小値賀町 中上庄一郎 
 24日の朝日歌壇、長谷川櫂選の俳句で、「おごれる者は久しからず。万事、春の夜の夢」が選者の評。
 私は酒が強い方ではないが晩酌は欠かさないクチだから、「友」とは私のことかもと少ししんみりと読んだ。
 そして、この「わかっちゃいるけど止められない」のが依存症というやつで、報じられているところでは、大谷翔平の元通訳水原一平がギャンブルで空けた借金が6億8000万円といわれている。

 水原一平の収入のことはよく知らないが、生活苦でつい手を出したとは考え難いから、ギャンブルの刺激と、「次勝てば取り返せる」という魔法の言葉に取りつかれたのではないかと想像する。・・それがギャンブル依存症で、そういう環境に近づくと誰でも「感染」してしまう病である。
 ギャンブル依存症は、浪費、怠惰で身を亡ぼすだけでなく家庭を崩壊させる。さらには借金の穴埋めに犯罪に手を貸すのは周知の事実である。

 近頃話題の、ホストクラブに入れあげた少女が売春を強要されるケースも、前段は一種の依存症である。
 私は現職の頃、精神疾患の労災認定にたくさん対応したが、人間とは人間の精神とは実に脆いものだという感想を持っている。

 古代史を紐解けば、685年(天武天皇14年)、天皇と貴族たちが宮中の正殿で双六ばくちに興じていたという記録があり、天武亡き後即位した天武の妻であった持統天皇が689年に即位後最初に発布したのが「双六ばくち禁止令」であったから、ギャンブルの恐ろしさ、その社会に与える悪影響は1300年以上前から明らかなことだった。
 で、大阪カジノ(IR)などという政策は亡国の政策と言わなければならないだろうと春の夜に思った次第。

1 件のコメント:

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