昨日、衆議院本会議で戦争法案が可決された。
採決時に抗議の退席をした民主、社民、生活、共産はすぐに合同の院内集会を開催した。(写真)
私は、かつて重要法案の最終局面で総評・社会党に裏切られてきた数々の場面を思い起こしながら、現局面の素晴らしさを思った。
通常は欠席戦術はとらない共産党も堂々と反対討論を行った後、民主、社民と同調して採決場面で退場した。それもよいと私は思った。
一昨夜、大阪駅ヨドバシ前の集会で思想家の内田樹氏が「SEALDs(10代20代若者の自発的な運動)等々の自主的な運動の盛り上がりが民主党の方針を決めたのだ」と語ったと報じられているが、おおむね同感である。
大層なことができなくても、「息をするように」語ったり行動したりする運動を広げることがポイントだと考える。
先日旧い友人と会ったとき、「アイヒマン裁判を読んでるで」「凡庸という悪魔もアンナハーレントも読んでるところや」と意外な言葉をもらった。どちらも私がこのブログで感想を書いたものだった。
また、季刊で発行している手作り新聞にも御礼のメールやハガキが届いた。
何れも大層なものではないが、私心なく思うところを書いていけば、共鳴していただけると嬉しくなった。
だから息長く、そして「息をするように」自然体で書いたり行動したりしていきたい。
維新も維新案が否決された後は退席しましたから、本会議採決場面では5野党が揃って退席したわけです。
返信削除そんなことぐらいで世の中を楽観するわけではありませんが、そして、維新や民主や生活の中には「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」メンバーもいるわけですからなおさら楽観はしませんが、それでも、そういう状況を抱えた野党がこういう態度を貫いたということは、文字どおり名もなき国民のパワーだと思います。そういう一市民であり続けたいと思います。