2015年7月17日金曜日

独り言

  昨日、衆議院本会議で戦争法案が可決された。
 採決時に抗議の退席をした民主、社民、生活、共産はすぐに合同の院内集会を開催した。(写真)
 私は、かつて重要法案の最終局面で総評・社会党に裏切られてきた数々の場面を思い起こしながら、現局面の素晴らしさを思った。
 通常は欠席戦術はとらない共産党も堂々と反対討論を行った後、民主、社民と同調して採決場面で退場した。それもよいと私は思った。
 一昨夜、大阪駅ヨドバシ前の集会で思想家の内田樹氏が「SEALDs(10代20代若者の自発的な運動)等々の自主的な運動の盛り上がりが民主党の方針を決めたのだ」と語ったと報じられているが、おおむね同感である。
 大層なことができなくても、「息をするように」語ったり行動したりする運動を広げることがポイントだと考える。
 先日旧い友人と会ったとき、「アイヒマン裁判を読んでるで」「凡庸という悪魔もアンナハーレントも読んでるところや」と意外な言葉をもらった。どちらも私がこのブログで感想を書いたものだった。
 また、季刊で発行している手作り新聞にも御礼のメールやハガキが届いた。
 何れも大層なものではないが、私心なく思うところを書いていけば、共鳴していただけると嬉しくなった。
 だから息長く、そして「息をするように」自然体で書いたり行動したりしていきたい。

1 件のコメント:

  1.  維新も維新案が否決された後は退席しましたから、本会議採決場面では5野党が揃って退席したわけです。
     そんなことぐらいで世の中を楽観するわけではありませんが、そして、維新や民主や生活の中には「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」メンバーもいるわけですからなおさら楽観はしませんが、それでも、そういう状況を抱えた野党がこういう態度を貫いたということは、文字どおり名もなき国民のパワーだと思います。そういう一市民であり続けたいと思います。

    返信削除