大阪弁護士会主催の「平和主義が危ない! 秘密保護法廃止!! 野外集会」があった。チラシには雨天決行・荒天中止とされていた。
天気予報では夜になってから雨ということだったので、ポツリポツリ降り始めていたが駅まで自転車で行った。
ところが、会場に着くとしっかりした雨空で、集会の進行とともに最後の方は荒天に近くなった。
参加していた全気象という気象庁の労働組合のOBが、皆から「当ってないやないか」ととっちめられていたが、「測候所と人員が削減されて辛いんや」と言い訳をしていた。
細かい話は知らないが、気象台でもメンタルの病気で治療中の職員が驚くほど増加していて、公務の職場はどこも悲惨な感じになっているようだ。
公務の職場の労働条件の低下が国民生活を劣化させるという見本のような話である。
今日のプラカードも比較的評判がよく、仲間が度々モデルにされていた。
私たちは指示や動員で参加するのでないから、そういう自覚をプラカードの創造に向ければ運動は楽しく広がらないかと思っている。
集会では、真宗大谷派(東本願寺)の代表の方やカトリック大阪教区の司教、宗教者平和協議会の代表等々、草の根の広がりが感じられた。
大阪では久方ぶりの超党派の一点共闘と言えるだろう。という意味では歴史的な集会だったと理解している。
そう、合言葉は草の根がふさわしい。
現代社会では著名人の言動が与える影響は大きいが、そこに過大な期待を預けてしまうのは現実的ではない。
与党に影響力のある宗教団体婦人部もさらに同様だろう。
遠いように見えて草の根が王道だと私は思う。
帰りの自転車はずぶ濡れになったが、漂ってくるクチナシの芳香が気持ちを楽しくさせてくれた。
クチナシの学名の和訳は「ジャスミンのような」ということらしい。
またクチナシは、私の好きなオオスカシバの幼虫が好む樹木である。
「悲観も楽観もしない」が、できるだけ小さくても新たな展望を探しながら地道に歩んでいきたい。
そんなことを言うと、引かれ者の小唄だと人は笑うだろうか。
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