小学校・中学校で同窓だった友人が「袖カバーを作ったから」といって送ってきてくれた。
自分の病気や御夫君の看病の合間に気晴らしのために作ったのだろう。
中学校の同窓生に順に贈っているらしい。
同時に私に対しては「早く同窓会の準備をせよ」という暗黙の指示のように思われる。
この袖カバーの正式な名称を私は知らなかった。
ネットのマーケットを見ると、袖カバー、腕カバー、アームカバー等と呼ばれている。
私が就職したてのころは普通にみんなが使用していたし、私自身もしていた時期があるが、そのうちにインクとともに事務所から消えていった。
日活青春映画などでは「職工」たちも使用していたが、現代ではガーデニングの店で見る。
調べてみると正倉院にも残っているらしく、天平の官人たちはこれをして書写していたのだろう。
正倉院のそれは「腕貫き」と呼ばれているから、そもそもの正式名称は「腕貫き」らしい。
事務処理ではなく庭仕事に使わせてもらったが、懐かしい時代へタイムスリップしたような気分になった。
病気に負けるな! 看病も頑張れ! 腕貫きありがとう。
腕貫きは「戦後」の匂い呼び寄せて
添えられていた手紙には「アームバンド」とあったが、それは普通には袖の少し長いシャツを調整する腕輪のような輪ゴムのようなもので、それもかつて使用していた。結構便利なもので近頃また欲しいなあと思っているが紳士用雑貨売り場に見当たらない。ネットで買って春になったらしてみようか。
返信削除一端の庭師のように見えますが腰が入っていないのがよく判ります。安倍ちゃんの「云々」ではありませんが「腕貫き」を「うでぬき」と読める人は果たして何人いるでしょうか?アームバンドとサスペンダーは一時凝りました。バンド式の物、上下を止める物、一度探してみます。
返信削除アームバンド・・昨日ネットで注文しました。送料無料で1400円です。
返信削除ガーター式のものもあります。
「うでぬき」とルビを打ちます。