2014年11月21日金曜日

こんなエアリハを知った

  老人ホームの家族会で秋の行事を行った。
 役員の中にこの種のことをよくお知りの方がいて、落語もエアリハ?もする理学療法士『日向亭葵』氏をお招きした。
 この方が、予想以上に本格的に話芸を披露された。
 正直に言えば繁昌亭の若手よりも格段に上手で、なんというか安心して話に入っていけた。
 その上で、エアリハなるものを教えてくださった。エアのリハビリテーション・・・・。
 例えば、「片手を思い切り上げましょう」と言っても脇腹の筋肉は伸びないが、「その上のトイレットペーパーを取るように」というと確かに筋肉に力がいく。
 腕の筋肉も、「曲げたり伸ばしたりしましょう」と言っても大した負荷は掛らないが、「ゴムチューブを引っ張るつもりで」してみると確かにリハビリだ。
 聞けば「な~~んだ」ということばかりだが、知らなかった世界にパチーンと目を開かせられた気分がする。
 安い講演料で申し訳ないような充実したものだった。
 著書もあり、関心のある方は私のアドレスに問い合わせていただければよい。

 第二部は、役員会メンバーによる「みんなで歌おう」をした。
 ピアノ、ギター、フルートで伴奏し皆で歌ったのだが、少人数の役員会の中で自前でこんなことができるというのは大変なことだと自画自賛している。
 この企画、言いだしっぺは私で「私はハーモニカぐらいはするから」と言ったのだが、孫のハーモニカで練習してみるともう全くどうにもならなかった。
 ブルースハープでのアドリブも手に負えなかった。
 で、結局、中の1曲だけでマラカスを振っただけだった。気持ちはあるが技術はないというのは、ああ、なんとも情けない。
 だから何かの手作りイベントをするときに、技術があるのにあれこれ理由をつけて嫌がる人を見ると腹が立つ。こちとらは、もしもピアノが弾けたなら~ だ。
 ということで、歌う方に徹したのだが、最初から用意済みのアンコール曲??「見上げてごらん夜の星を」を歌い終わったときには何か胸の熱くなるのを感じた。
 歳がいくと感激しやすくなるようだ。
 少ない役員会メンバーだが、技術は別としても、皆が前向きに取り組む行事は気持ちがいい。

2 件のコメント:

  1.  第2部「みんなで歌おう」は同感です、無芸の者にとっては披露出来るものが無いのは残念で淋しいですね!
     感激された「見上げてごらん夜の星を」は若い頃よく歌ったことを懐かしく思い出しました、今後とも家族会が盛会であるといいですね!頑張ってください。

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  2.  chinunoumiさん、ありがとうございます。
     前でマラカスを振りながら歌ったとき、少なくない入所者が、ほんとうに楽しそうに、あるいは懐かしそうな顔をして歌っておられるのを見て胸が詰まりました。
     この企画、料理屋で行った懇親会の際に私が「愛燦燦」等の歌詞を持参して「歌いましょう」とやったのが始まりでした。だから、サントリーの鳥居氏の「やってみなはれ」ではないけれど、前向きに何かやってみるものですね。

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