川柳に『懐メロが新しすぎて歌えない』というのがあったようななかったような。
19日に発表された紅白歌合戦出場歌手一覧を見ながら、そんな川柳が頭をよぎった。
先日、孫の凜ちゃんの施設の「お祭り」が5年ぶりにあったことを書いたが、そこでは不思議なことに知らないはずの歌が勝手に歌えた。
妻も「知らないけれど聞いたことがあるような‥」と同様だった。
メロディーラインが易しかったからかもしれないが、もしかしたら子ども(つまり凜ちゃんの母親)の保育園時代に聞いていたのかもしれない。
あとで記憶を頼りに検索してみたら、30年以上前につくられた童謡?の『にじ』という曲だった。
老人ホームの家族会をしていたとき、音楽療法士がよく童謡などを選曲するのに、「なんか幼児扱いされているようで不満。もっと歌謡曲なども入れてほしい」とお願いしたものだが、自分がその老人になった今では、こんな『にじ』みたいな童謡もいいもんだと思うようになった。
もしかしたら何年か前、凜ちゃんが見ていた「おかあさんといっしょ」の中で、リバイバルみたいに歌われていたのかもしれない。
それにしても、昨今の歌は全く歌詞など聞き取れない。現代人は何をそんなに急ぐのか。
そういえば凜ちゃんが別の施設で習ったダンス曲は Bling-Bang-Bang-Born で、もうまったく手に負えない。
このブログ記事、私たちが若い頃「ロカビリーは不良の音楽じゃ」と息巻いていた爺どもと同じだろうか。