2025年4月28日月曜日

白子が魚卵?

    イギリスの最高裁判所は4月16日、英国の平等法における「女性」について、生物学的性別で定義されるとする判決を、判事の全員一致で出した。
 さて、先日スーパーにブリの大きな白子が出ていたので夕飯の一品に購入したが、妻が「魚卵」と表示されていたで」というので二人で大いに笑いあった。
 日本が英連邦でなくてよかった。真子も白子も魚卵と表示するのは如何にも曖昧が得意な国らしい。
 ちなみにその日は塩ゆでして生姜醤油で美味しくいただいた。

 思い出したが、ずーっと以前に岸和田の、ふぐ博物館まで建てたふぐ料理店喜多八でコースを堪能したことがあったが、ふぐ博士といわれた北濱氏(今の店主の先代)が発見したのが「両性ふぐ」だった。この発見で原因不明のふぐ中毒が解明されて予防されることとなった。
 このように自然界だって複雑なものだから、社会問題となるともっとそうだろう。
 もしかしたら、件の判事の深層心理には「聖書にはアダムという男とイブという女しか書かれてない」という大前提?があったのだろうか。
 アメリカのトランプを強く支持している福音派はそう主張しているように見受けられる。
 「進化論に繋がる書籍を図書館や学校から追放せよ」という運動が実際にある。
 自然科学の進歩と宗教の持つ倫理性を併せて理解するのが理性的な現代人の知恵ではないのか。
 一神教の教条主義は困ったもののように思う。

1 件のコメント:

  1. そういえば、このスーパーで以前に懐かしいガッチョが出ていたことがあったが、そのときは「さかな」と表示されていた。白子の魚卵よりはマシだった。

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