2023年9月30日土曜日

お月見団子

   この原稿は窓の外に名月を見ながら書いている。好いお月見だ。庭にはコオロギがと言いたいところだが、アオマツムシがうるさいくらいに鳴いている。

 さて、関西のお月見団子について考えた。と言って、何か文献を調べたわけでもなく、「〇〇〇やて。知らんけど」というギャグのレベルの話である。

 先日、「多くの夏祭りは疫病退散。多くの秋祭りは収穫感謝祭でないか」と書いたが、例の関西のお月見団子は、諸説あるが、やはり私は小芋の衣被(きぬかつぎ)をかたどったものだと思う。

 そこで想像するのだが、元々は芋名月というくらい収穫した小芋(里芋)をお供えしていたものが、生活がグレードアップして団子になったものの、それでも100%団子にしてしまうのは何処か寂しく、衣被の形にして、団子でもあるが芋名月つまり小芋でもあるとしたのではないか。
 団子屋が始めたというよりも各戸がそういう風に手作りしたことから需要が生まれ供給が生まれたのではないか。・・・知らんけど。

 しかしこの団子、東京風の白いままの丸い団子でなく、しかも外側に餡子が巻かれているので、三宝に盛り付けると、絵本のようには上手くは盛り付けられない。
 ということで、絵面(えづら)をとるか民俗をとるかで迷わなくもないが、そこは根っからの関西人、今年も例年どおり衣被型のお月見団子にした。

 学校帰りに少し寄った孫もボ~ノ!と言って齧って帰った。
 やっぱりお月見には衣被型のお月見団子ですね。どうですか。

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