2016年10月8日土曜日

負飛蝗

   写真はオンブバッタ。
 ご存知のとおり、親が子供をオンブしているのではない。
 といって、恋の絶頂期だけでもなく、ほゞ日常的に♀が♂をオンブしている。
 より正確にいえば、日常的に♂が♀の背中にくらいついている。
 オンブバッタという名の所以である。

 だがしかし、普通の見た目でいえば親が子供をオンブしているほほえましい昆虫に見える。
 なので孫の夏ちゃんもオンブバッタが大好きだ。
 我が家に来たときには喜んで追っかけている。

 そのオンブバッタだが、毎年我が家では青紫蘇が大きな被害を受ける。
 オンブバッタ対策として、「守るべき野菜の離れた周囲に紫蘇を植えて本体を守れ」というテキストもあるくらいだ。
 しかし、紫蘇の生命力は強く、次から次へと新芽を出すから我が家ではオンブバッタの駆除はしていない。
 そのおかげで、こんな写真のようなオンブバッタを孫と一緒に捕れるのだから文句はない。

 それはさておきオンブバッタを見ていると、堂々とした♀に対して、ある意味貧相な♂が可笑しい。
 そして、「人間世界の本質も同じだ」とクスッと笑っている。

 話は外れるが、先日は小型の可愛らしいカマキリを孫の夏ちゃんに捕ってやった。
 それを夏ちゃんに渡した途端その鎌で逆襲されて「痛い!」と投げ出した。
 それから、いくら「上手い持ち方」を伝授しようとしても、カマキリは夏ちゃんのトラウマになってしまったようだ。お祖父ちゃんとしては大失敗だった。

4 件のコメント:

  1. 堂々とした♀、貧相な♂の「くだり」は大いに同感です。

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  2.  スノウさんコメントありがとうございます。
     いわゆる革新陣営を支えている主力は女性ではないでしょうか。
     企業社会では少し偉そうに腕を振るっていた男性陣が、退職後は理屈ばかりで新しいことに踏み出さないのも可笑しいことです。

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  3. ええぞ夏ちゃん!そうそう爺さんの思い通りの孫にはならんでもええで。私の生来のカマキリ嫌いもこんな幼児体験があったのかもしれないな~。

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  4.  妻もカマキリの姿はあまり好きになれないと申します。
     カマキリ可愛い派は少数になりつつあります。

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