冬の間中は寒さに震えて冬眠していたが、「吉野デンドロン」とともに春の匂いを嗅ぐと花粉症も忘れてむやみやたらにドアの外に出たくなり外に出はじめている私。
そして、必要に迫られて何かをするというのでなく、日曜大工をしたいがために大工をしはじめている。
先ずやったのは、座らずに立ったまま作業が行える屋外の洗い場(シンク)の設置。これは珍しく少し材料費がかかった。
それから、作ってあったBBQテーブルのペンキの塗り替えと補修。これは手持ちの材料ばかりで無料で済んだ。
さらにおまけで、写真の新しいBBQテーブルをもうひとつ作成した。
元々あったBBQコンロを使ったものだから支出は若干の木材費だけ。
これでGW頃にBBQパーティーが、肉系と水産系に分けて実施できると夢見ている。
先日帰ってきた娘が「BBQテーブルが増えている!」と喜んでくれた。
それでも物足りないので、巻尺を持って馴染の老人ホームに行き、気になっていたベンチの補修方針を考えた。
というほど難しい話ではないので、考えた設計図どおりの木材を加工して用意し、メンテナンスを完了した。
このように、この頃は小物の補修はいっぱいあるが、何かもう少し大きな作業はないものかと探している。
さて思い出してみると、1960年代までは物干しも梯子もみんな木製で手作りだった。家の壁板だって自分たちで補修していた。
いま、「レジリエンス」という本を読んでいる最中だが、レジリエンスとは「しなやかな復元性」のことらしい。
そんな折、東南アジアの災害復興に取り組む高校生と東北の高校生の交流がテレビで放映されていた。そして彼の地では、公的な支援がほんとうに乏しい中で、住民は自分たちで家を建てていて考えさせられた。
いっしょくたに論じられないことは重々わかっているが、この国の現代人は個々人の復元力が大いに弱っていないだろうか。
先日自治会の防災会から「災害時に役立つ技術をお持ちの方は登録をお願いします」という要請があったが、振り返ってみると私には何もなかった。
心の中では「ガスも電気も止まっても御飯は炊ける」と思ったが、馬鹿にされそうなので登録はしていない。
みんなに喜ばれるはずの日曜大工を思いついた。
返信削除メーンの器具はネットで注文した。
そのうちに報告します。