2012年12月1日土曜日

白鶺鴒

  ハクセキレイは身近にいるがチョコマカ チョコマカしていて、いざと言うと写真に撮りにくい。
  それに模様も結構いろいろあり、個体によっては少しばかり薄汚く見えたりするのだが、この写真はハクセキレイらしいハクセキレイで我ながらチョット気に入っている。
  セキレイというと背中が真っ黒でそれとのコントラストで胸と腹がまっ白に輝いて見えるセグロセキレイの方が印象深く、ハクセキレイは相対的に地味な感じがするが、どうしてどうして、よく見ると気品がある。

  東京など関東では1980年代頃から都市中心街で大きな塒(ねぐら)をつくっているというのだが、私はハクセキレイの塒を見たことはない。もし、近畿圏でそんなところがあったら教えていただきたい。
  ムクドリの塒はテレビでも再三採り上げられるほど公害として認知されているが、セキレイの塒がそれほど問題にされていないのはどうしてだろう。ムクドリのような悪声でないからだろうか。それとも、「セキレイがいなければ日本民族は存在し得なかった」という日本書紀の記述のせいだろうか。
  そうだとしたら、この国のメディアの病は重症である。

  そんな私の心配性を笑い飛ばさないでほしい。
  松本サリン事件の報道があったとき、私は一時河野さんが犯人だと信じ込んだ。
  イラク戦争のとき、「アメリカもアメリカだが、実際にはフセインも大量破壊兵器を持っているだろうなあ」と思っていた。
  そして、3.11のときに繰返された「直ちに健康に影響ない」という極めて政治的な虚偽報道は記憶に新しい。(実は16万人もの方々が未だに避難生活を強いられているのだ。)
  そして今、明らかに意図的に日本共産党の動向を報じないで右翼勢力間の野合を新しい第三極のように描こうとするキャンペーンが張られている。
  小さい頃、慶応生れの私の祖母は「狐に騙されたことがある」と真顔で語っていたが、私達は現代、もっと恐ろしい魑魅魍魎に騙されているような気がする。

5 件のコメント:

  1. 眉唾モノにご用心!それでは、もう一度「日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか」(内山節)を読み返します。う~ん、時間が、、、。

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  2. !第三極だといってもその主要メンバーは元自民党、元民主党の方々です。
     今朝の新聞では、国が国民の税金から莫大な補助金を大企業に支出していますが、その企業が莫大な政治献金を自民党や民主党やその党員に支出しています。第三極の方々も同様ですし、企業献金という意味では社民党も潔白ではありません。
     そうして、そういう企業が莫大な広告料という金員をマスコミや公明新聞に支出しているのは3.11で明白になりました。
     狐の巣はこの辺りにありそうです。
     

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  3.  我が故郷では人を騙すのは狐ではなくカワウソでしたΓ夕暮れ時目を会わすと騙されると真しやかに語られていました」
     セキレイは近くの百済川のかわらでちょくちょく見かけますがハクセキレイが正式名称とは知りませんでした、もう少し黄色いセキレイもいるように思いますが雌雄の違いかとも思いますがひょっとすると違う種類かもとおもうようになりました。
     維新の会が最賃を廃止すると昨日のニュースで報じられていました、曰く正社員一人を雇用しなくて良くなれば、二人、三人の雇用が出来きるというものでしたが本気でこんなことを考えている彼らの頭の中はどんなんか見てみたいもんです。なにを考えてんねんと言いたくなりますが、橋下は言うたことは実行する人との評価を受けていること知っている彼ならやりかねんなあーとも思うとぞっとします。絶対許してはいけないとおもいます。

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  4. !カワウソですか。茅渟の海さんのコメントそのものが民俗学の勉強になります。
     そして、少し黄色いのはキセキレイだと思います。
     今度の選挙で維新だけは絶対に阻止したいですね。
     その維新の中心人物飯田某が未来の中枢に座ると言うのですから無茶苦茶ですね。
     今言っている各種「出まかせ」に左右されず、その実績で評価すれば日本共産党だと私は思うのですが。

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  5. 大興奮、ニホンカワウソの最後の発見は高知県です(高知県)が、昔はそこかしこで見られたのですね。

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