2012年5月9日水曜日

夏日でないと鳴かない?ハルゼミ

   夏日とはよく言ったもので、5月5日のこどもの日は暑かった。そのせいでパンジーなどは一変に萎れてしまい、反対に矢車草は吾が世を謳歌している。
 『二月堂の舞台から眺めた奈良盆地の北のスカイラインを守るため』我が家の少し離れた南方に歴史的風土保存地域の比較的自然のままの緑のゾーンが残されている。おかげで、この日はこの小山でハルゼミが一斉に鳴きだした。
 その後、月火と、もう一度ハルゼミを確かめに自転車(大きな声では言えないが電動アシスト)で散歩してみたが、気温が25℃を下回るとあの日が嘘のように静まり返り、鶯だけが聞こえてくる春の風景だった。春ではあるがハルゼミは聞こえない。??? 名が体を表していないと怒るべきか、夏日とはよく言ったものだと変なところに感心すべきか、立夏前に鳴いたのでよしとするか。
 一旦地中に出たハルゼミはどうしているのだろう。
 7年ほど地中に居て1日でこれというのも可哀相だが厳しい現実なのだろうか。
 お目当てのハルゼミと再開できなかったので、その緑のゾーンに囲まれた奈良大学の博物館に寄ってみた。
 文化財の保存技術の成果がテーマだった。
 すると、入口にあの「おじさん」が立っていた。要するに文化財の保存技術で今があるらしい。
 しかし、おいおいおい、こんな所に立っていていいのか!
 タイガース打撃陣は極度の空回りを繰返しているぞ。(昨日は久しぶりに打ったようだが)
 あわてんぼうのハルゼミではないけれど、おじさんも24年間泥の中で雌伏していたわりには報われていない。

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