2012年5月16日水曜日

セッカの二股三股は問題ない

セッカ
   平城宮跡の空をヒバリと二分して歌い上げているのがセッカである。
 ヒバリのホバリングによく似たディスプレイフライトをしながらヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒッヒと鳴き続け、チャチャ、チャチャ、チャチャと言って降りてくる。
 今回実際に見て聞いて知ったことは、上空で雄がヒッヒッヒ・・・と鳴いていると、草叢のあちこちから雌がチャチャ、チャチャ、チャチャと少し小さめの声で答えることである。そんなことは私の持っている本には全然書いていなかった。
セッカ
 ただ、「1羽の雄が数羽の雌とつがいになる」と書いてある本もあったから、私の聞いた(見た)「交信(ラブコール)」も十分にうなづける。
 観察していると、空高く舞い上がっては数箇所の愛人宅を平等に急降下して訪れているように思われた。これも、そんなことを書いてある本は知らないが、実際にそうだった。

 足下のすぐ先からもチャチャ・・が聞こえているから巣があるに違いないが、これを覗くのはタブーだろうと引き返した。
 写真のとおり、ヒタキ科ウグイス亜科というのも一目で了解できる。
 雀よりも相当小さく感じられる可愛い鳥である。

ヒバリ
 だからだろうか、私がセッカばかり撮っていると「私も見向いて」というようにヒバリが降りてきた。


 以上、愛鳥週間にちなんで近所の野鳥たちをご紹介した。

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