2011年12月25日日曜日

寒波の日の夢想

   電力会社に義理はないし、いや、それどころか慇懃無礼で、まるで脅しのような節電要請には怒っているが、ただ、こんな機会に身辺の節約を考えてみるのも悪くはないと思わないでもなく、今季の暖房は相当控えめにしている。(正確には、妻がそうしていることに服従している)


 思い起こすと、就職したてのときに勤務した事務所は右の写真のような達磨(石炭)ストーブだった。
 1週間に1度ぐらい、天井付近から窓の外へ出て屋根まで伸びている煙突の掃除が必要だった。
 新聞紙を丸めて火をつけて煙突の下に入れると、ロケットのように煙突内部の煤を燃やしながら飛んでいくのだが、この文章を読まれた方でも若い方にはイメージしにくいことだろう。もちろん、その後ブラシで掃除する。
 煙突掃除の後はワイシャツの袖口等が真っ黒になり、洗濯をしても取れなかった。
 上司からは「ご苦労さん。銭湯に行ってきて」と風呂代が支給された。隔世の感がある。

 さすがに今では石炭ストーブは見かけないが、近所に数軒薪ストーブの家がある。
 煙突から流れてくる薪の煙の匂いが羨ましいが、既設の住宅に設置するのは難しそうなので、ホームセンターの鋳物の薪ストーブを指をくわえて眺めている。
 
 そこで、風情だけでも温かくならないかと近頃遊んでいるのが写真の火鉢。もちろん炭は臭いのきついバーベキュー用の炭ではなく姥目樫の備長炭。
 備長炭の炭窯である備長竃は備前の長兵衛氏の発明で、紀伊の田辺・熊野地方で広がり大阪へ大量に炭が供給されたということらしい。確かに嫌な臭いはないスグレモノである。

 火箸で炭をいじりながら五徳の上に網を乗せてお餅を焼く・・・・その楽しさを6か月の孫に伝授できるのはいつのことだろう。

 「またお爺ちゃんが同じことを言うてる」と親に言いつける「絵」が浮かび上がるが、そのときは「親の意見と茄子の花は千に一つも仇はない」「お爺ちゃんは親の親だあ」と切り返そうと今から考えている。これについては、あちらのお爺ちゃんも同意していただけるものと思っている。
 えっ、それはお爺ちゃん職としては下の下ですか。

2 件のコメント:

  1. 以前、池田で「菊炭」という茶の炉用の高級品を衝動買いしましたが、結局使わずじまいで行方不明に、池田銘菓で「菊炭」という煎餅もありましたが最近見かけません。
     ところで、世間一般的には「あちら」と「こちら」とでは、「どちら」のおじいちゃんの方が孫の支配権が強いのでしょうか?後々の参考までに。

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  2. 1 似顔絵が反映されましたね。これまでは何処に問題があったのですか。結果よし。
    2 池田の菊炭は有名ですね。行方不明とはもったいない。
    3 母親(お嫁さん)がもっとも居心地が良いようにと心がけています。嬉しいことにお嫁さんは「こちら」によく気を使ってくれています。

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