日本人の中にはコートを着ている人もいたが、少なくない西洋人は短パンでTシャツだった。
Tシャツどころかノースリーブ、ランニングシャツ、いやタンクトップという人もいた。それらは日本人らしき人では皆無だったが・・・
奈良公園は前日まで正倉院展であったから、日本人も含めて相当な混雑だっただろうと想像した。
なんとなれば、鼻先まで鹿せんべいをもっていっているのにピクリと食べようともしない鹿がいっぱいいた。
鹿も「人間だらけ」には辟易して、道路の中央分離帯へ避難しているモノもいた。のっそりのっそりと道路を横断し、クルマはそれを待っている。奈良はいい街だ。
また、せっかくの日本旅行だろうからと、手向山八幡宮で外国 人に「菅公腰掛石に座って写真を撮りなさい」と勧めたが、それ以上の和歌の説明語学能力はない。すると、外国人が手にしたスマホで句碑を撮影して「オウ、スガワラノミチザネ・・」と言い始めた。即座に翻訳して文字化できていた。
技術は進んでいるというか、世界は狭くなっていると感心するばかりだった。私が時代に取り残されているだけかもしれないが。
古寺巡礼の世界はもはや遠い。
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