2015年11月5日木曜日

がんばれPENTAX

  意味もなくこだわりたいものがあるものだ。
 私の場合、一眼レフカメラはPENTAXである。
 一眼レフカメラのシェアは地球規模でキヤノンとニコンが制している。
 そんなことは図書館で調べなくても解っている。
 奈良公園を歩いている外国人の持っているカメラは、東西の別なくキヤノンかニコンであるから。・・・それはすごいものである。
 その中を私はPENTAXのストラップで、「PENTAXって知ってるかい」と言わんばかりに歩くのだが、あまりにマイナーなもので、なんか他人の目は「キヤノンやニコンが買えないかわいそうな人」と言っているように見えてしまう。ああ。

 写真の中の右奥のものは45年ほど前に買った一眼レフ(もちろんフィルムカメラ)で、当時はASAHI PENTAX、つまり会社は旭光学であった。
 それからHOYAになったときのカメラも買ったし、最近買った左のものはRICOHだが、PENTAXの名前だけは襲名してくれている。(この写真を撮ったカメラもさらに別のPENTAXであるのはいうまでもない)
 なお、右前のカメラは110フィルムの一眼レフカメラで、広角、標準、望遠レンズがある珍しい機種で今では「お宝」といわれている。
 
 私はキヤノンやニコンに怨みがあるわけでもないし、現にプリンターはキヤノンを、双眼鏡はニコンを使っており、さらにコンパクトカメラとしてはオリンパスやカシオも・・古くはヤシカも使ってきたが、ここまで来たらとことんPENTAXの成長を見守ってやろうと思っている。
 そんなに意味はない。ただこの歳になると意味もなくこだわりたいものがあるというだけのことである。
 なお、PENTAXはペンタプリズムを使用した一眼レフカメラを最初に作ったメーカーなどと威張ってみても、そのうちにスマートフォンに全部とってかわられるかも。ああ。
 PENTAXのシェアの落ちたのは「写真はフィルムじゃ」とこだわってデジタル化に出遅れたからである。教訓的だ。自戒しなければ。

2 件のコメント:

  1. カメラマニアとは知りませんでした。大型量販店のカメラコーナーで高齢のご婦人が熱心に質問されているのを見たり、万博公園のカメラサークルでもご婦人が多数を占めているのを見ます。昭和世代の様変わりですね。

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  2.  カメラマニアや写真クラブではありませんが、この歳になるとこうなっていたというだけのことです。
     ただ、このブログにはできるだけ写真を載せたいと思っていますので、カメラには馴染んでいます。
     それに、野鳥の写真には望遠レンズが必要不可欠です。現在は写真に写っている左側の300ミリをよく使っています。

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